ジンの2021年新作「717」と「U50.S.Perlmutt.S」が発売開始!

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2021.09.04

ジンが今年発表した新作「717」と「U50.S.Perlmutt.S」の2モデルが発売を開始した。前者はコックピットクロックに範をとって開発したパイロットクロノグラフで、後者はブラックマザー・オブ・パールのダイアルを採用し、500mの防水性能を備えたプロ仕様のダイバーズウォッチだ。

ジン


ジンのルーツをたどるパイロットクロノグラフ「717」

 今回発売開始となった「717」は、1970年代後半に製作したコックピットクロック「Nabo 17 ZM」を範にとって開発したパイロットクロノグラフだ。Nabo 17 ZMは、一般的なクロノグラフとは異なるセンター配置のミニッツカウンターが特徴で、クロックは現在でも戦闘機や軍用ヘリコプターなどの航空機に使用されている。

717

奥に写っているのがNabo 17 ZM。ケースの下部にスタートボタンとリセットボタンを備えているため操作しやすいうえ、センターに配置されたオレンジカラーの積算針が非常に見やすいのが特徴だった。

 クロックが持つデザインを、そのままの形で腕時計に落とし込んだ「717」。クロノグラフの60分積算計をセンターに配置するため、このモデルにはジンのオリジナルムーブメント「SZ01」が搭載されおり、クロック同様にセンターから伸びる針は4本だ。夜光塗料が塗布されたオレンジカラーの積算針は太さが異なり、パイロットが瞬時に表示を読み取りやすい工夫がなされている。

717

ジン「717」
自動巻き(Cal.SZ01)。28石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約46時間。SS(直径45mm、厚さ15.3mm)。200m防水。88万円(税込み)。

 また、耐傷性の高いブラック・ハード・コーティング仕上げのケースには、外側からスムーズに操作できるインナー・パイロットベゼルを備え、サファイアクリスタルの風防には両面に反射防止コーティングが施されている。加えてジン独自のArドライテクノロジーによって風防の曇りを抑制し、機能的な信頼性が高められている。


マザー・オブ・パールが彩る本格ダイバーズウォッチ「U50.S.Perlmutt.S」

 高い性能を備えたジンのダイバーズウォッチシリーズの標準機、「U50」のダイアルに鮮やかなブラックマザー・オブ・パールを採用した500本の限定モデル「U50.S.Perlmutt.S」が発売となった。

U50.S.Perlmutt.S

ジン「U50.S.Perlmutt.S」
自動巻き(Cal.SW300-1)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。Uボート・スチール(直径41mm、厚さ11.25mm)。500m防水。世界限定500本。50万6000円(税込み)。

 海での潜水に用いられるダイバーズウォッチと、海中で採れるマザー・オブ・パールは非常に相性が良く、水という要素で結ばれている。天然素材を用いているため、ダイアルの色味や模様はふたつとして同じものが存在しない。

 ドイツ最新鋭の潜水艦、Uボートの外装に採用されている鋼鉄素材「Uボート・スチール」を仕様したケースは非常に頑丈な作りをしており、500mの防水性能を備えている。ケースにはデギメントと呼ばれる特殊な加工が施されており、表面の高度を約1500ビッカースまで高め、セラミックス同等以上の耐傷性を実現する。

U50.S.Perlmutt.S

ジンの信頼性の高さを表しているのが、船級認証機関「DNVGL(旧ゲルマニア・ロイド)による欧州潜水規格に基づいたテストをクリアし、実際に認証を受けている点である。この認定書が発行されている時計ブランドは、現時点でジンのみなのだ。


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