ブランパンと世界最大のダイビング教育機関PADIがパートナーシップを締結し、海洋保全活動を推進

ブランパンとPADIは、協働的パートナーシップを締結し、今後10年間で世界中の海洋保護区（MPA）の数を増やしていくことを発表した。PADIの施設やダイバーを活用した保護活動や、ブランパン／PADIコミュニティグラントの設立による金銭的支援を行っていく。

海を愛するブランパンとPADIが締結した、強固なパートナーシップ

　1953年にモダンダイバーズウォッチの祖、「フィフティ ファゾムス」を作り上げたブランパン。以来、海との深い関わりを持つ同社は、「ブランパン オーシャン コミットメント」として、これまでいくつもの海洋探査や保全を支援してきた。

　エコノミスト・インパクトの「ワールド オーシャン イニシアチブ」の主要イベントである「第9回ワールド オーシャン サミット」において発表されたのは、そんな同社とPADIによる協働的パートナーシップである。

　PADIは、Professional Association of Diving Instructorsの略であり、世界最大のダイビング教育機関である。同機関は世界中に6,600カ所ものダイブセンター／リゾートを所有している。今回の発表は、これらを海洋保護区ネットワーク展開のための拠点とするだけではなく、そこに所属する数百万人のPADIのリクリエーショナルダイバーが海洋保全に積極的に携わるということを意味する。

　今回のパートナーシップによって、ブランパン／PADIコミュニティグラントも設立される。この支援金は、現地コミュニティの海洋保全や活性化を目的としたものである。

　ブランパンの社長兼CEOであるマーク A. ハイエックとPADIワールドワイド社長兼CEOであるドリュー・リチャードソンは、「第9回ワールド オーシャン サミット」にて、新たなパートナーシップ締結への喜びと、今後の活動への意気込みを語り、今後10年間で世界中の海洋保護区（MPA）の数を増やしていくことを目標に掲げた。

　資源開発、漁業、観光などが規制される海洋保護区の増加は、多様性豊かな海の保護や回復に繋がっていくだろう。