伝説のダイバーズウォッチが小径化。ブランパン「フィフティ ファゾムス オートマティック」

ブランパンより、「フィフティ ファゾムス オートマティック」の38mmケースの新作モデルが発表された。ケース素材はステンレススティール、グレード23チタン、18Kレッドゴールドの3種類が用意され、薄型の機械式自動巻きムーブメントを搭載する。

ブランパンを代表するダイバーズウォッチ「フィフティ ファゾムス オートマティック」に新作モデルが登場

　モダンダイバーズウォッチの祖として知られるブランパンの「フィフティ ファゾムス」に、直径38mmのコンパクトなケースを採用した新作モデルが加わった。同コレクションの現行のレギュラーモデルとしては、長らく45mm径ケースを採用していたが、2024年には42mm径ケースモデルが登場し、さらに今回の38mm径ケースモデルがそろうことにより、男女問わず幅広いファンがフィフティ ファゾムスを手に取りやすくなったと言える。

　新作の基本的なデザインは、直径45mmケースのモデルと同じだ。サファイアクリスタルに覆われた逆回転防止ベゼルや、ポリッシュ仕上げの丸みを帯びたケース、視認性に優れるダイアルなど、アイコニックな意匠がちりばめられている。なお、ダイアルの仕上げは全面サンバーストで統一されている。45mm径ケースモデルでは中央と外周で異なる仕上げを組み合わせていたことに比べると、すっきりとしたシンプルな印象だ。

　バリエーションは、ベルトの仕様違いを除いて3種類存在する。ひとつがステンレススティールケースにブラックダイアルとブラックのベゼルを組み合わせたクラシカルなモデル。もうひとつが、グレード23チタンケースにブルーダイアルとブルーのベゼルを組み合わせたモダンなモデル。3つ目が、18Kレッドゴールドケースにブルーダイアルとブルーのベゼルを組み合わせたラグジュアリーなモデルだ。

　ムーブメントは、機械式自動巻きのCal.1150を搭載する。これまでのレギュラーモデルのフィフティ ファゾムスでは、ダイバーズウォッチ専用に開発された堅牢なCal.1315を搭載していたが、Cal.1315は分厚く直径も大きかった。ドレスウォッチにも搭載されるCal.1150を採用することで、今作は厚さ12mmという控えめなサイズのケースを実現することができたのだ。