時計業界注目度ランキング / 2010年の成長株

2010.01.26
2010年の成長株

6位 24point/2persons

カルティエ/自社製ムーブメント搭載機全般

Photo:「バロン ブルー ドゥ カルティエ フライング トゥールビヨン」/手巻き/18KPG/1023万7500円

●2009年のマイベストのひとつが「ロトンド ドゥ カルティエ セントラル クロノグラフ」。その続編には否応なしに期待が高まる。大切な2年目として、成長を確認したい。(篠田)
●リアル・マニュファクチュールという新たなステージに躍り出たカルティエが、コンプリケーション分野で静かに、そして確実にシェアを拡大する年になりそう。(山田)

 


2010年の成長株

7位 24point/2persons

コルム/全般

Photo:「ティー・ブリッジ」/手巻き/Tiケース/168万円

●今、一番気になるブランド。デザインも良くなり、特にチタン使いが巧み。ティー・ブリッジはフルスケルトンモデルが出るとうれしい。(篠田)
●新生コルムが再び日本市場への本格展開の体制を整えたのが2009年。ならば、2010年は力強い躍進の年か。コルムはそれだけの可能性を秘めたブランドだ。(山田)

 


2010年の成長株

8位 23point/2persons

フランク・ミュラー/フリーダム

Photo:「フリーダム」/手巻き/18KWG/価格未定

●フランク・ミュラー渾身の自社ムーブ・クロノグラフ。なかなか入荷しませんねぇ。みんなが待ってる。故に2010年に入荷の暁には、間違いなく売れるでしょう。(髙木)
●自社製クロノグラフ・ムーブメントの「フリーダム」への期待が一番。これを突破口として、メカニズムと外装の両面で時計としての価値を確立できるか否かが鍵だと思う。(名畑)

 


2010年の成長株

9位 21point/2person

パテック フィリップ/新型手巻きクロノグラフ

Photo:「Ref.7071」/手巻き/18KRG/価格未定

●ジュネーブ・シール離脱、PPシール導入が、吉と出るか凶と出るか? そして、これによって信頼性を確立することができれば、頂点ブランドの地位を堅持することは可能だろう。(名畑)
●11月5日にパリで発表された新しい手巻きCal.CH29-535 PS。直径29.6 mmというサイズは、当然のことながらメンズモデルへの転用を企図したもの。次のバーゼルワールドで早くもお披露目となるか。(古川)

 


2010年の成長株

10位 19point/2persons

タグ・ホイヤー/モナコ V4

Photo:「モナコV4」/自動巻き/Pt/840万円

●ついに「V4」の製品化にこぎ着けたように、開発意欲は非常に強い。東京のブティックの商品構成も興味深く、ブランドとしての存在感を、より強固に確立していくだろう。(名畑)
●このモデル自体は限定だけど、完成させた技術力は、来年発表するであろう自社製ムーブメントに生かされるはず。その完成度如何(プラス価格)で、飛躍が期待。(髙木)