高い防水性や視認性が、ダイビング中に限らず、日常使いにも重宝されるダイバーズウォッチ。オールシーズンで人気のジャンルとあって、各社から多彩なバリエーションが展開されている。今回のTop10ランキングは、ダイバーズウォッチをお題に選出した。ISO規格に準拠した本格ダイバーズに限らず、いわゆる陸ダイバーと呼ばれるダイバーズウォッチテイストのモデルも含め、幅広く選定。名作が多く票を分けたが、1位はチューダー ブラックベイだった。
「最旬」ダイバーズウォッチ
10位 ラドー/キャプテン クック全般
13point / 2persons

●ラドーというと超硬やセラミックスなどハイテクなイメージが強いが、その先端素材と伝統のダイバーズを見事に融合させ、グレー×ゴールドのオシャレさまで獲得したのが、このモデル。ウルトラモダンでスタイリッシュ。(名畑)
9位 ブランパン/フィフティ ファゾムス オートマティック
19point / 2persons

●「フィフティ ファゾムス」はどのモデルも魅力的だが、特にブルーのダイアルとベゼルをマッチさせたこのモデルは秀逸。また、ナイロンのNATOストラップを高級ブランドで初めて採用した功績も忘れてはならない。(名畑)
8位 ブランパン/フィフティ ファゾムス バチスカーフ
26point / 2persons

●30気圧の本格防水、いい感じのヴィンテージデザイン、そして日常的に着けやすい38mmケース、いいところづくし。(菅原)
●ダイバーズウォッチのスタイルを確立したフィフティ ファゾムスは、今回のお題では外せない1本。1956年モデルに範を取るバチスカーフのデザインが、個人的な好みに合う。(髙木)
7位 ブランパン/フィフティ ファゾムス テック ゴンベッサ
26point / 2persons

●モダンダイバーズウォッチの祖であるブランパンが今年発表した本作は、3時間計測ができるギミックを持つ。これは長時間潜水が可能になったことに併せて生まれた機能だが、他にないベゼル表記がデザイン上のアクセントにもなっている。(安藤)
6位 ロンジン/ロンジン レジェンドダイバー
27point / 2persons

●復刻モデルが登場した当初は日付なしだったのが、いつの間にか日付ありに変更されてしまった。しかし、ブロンズモデルは現行品では唯一の日付なしということでおすすめ。今後の展開が楽しみなコレクション。(名畑)
5位 ジン/T50
28point / 2persons

●500m防水の本格派ダイバーズに新開発のブロンズとゴールドの合金によるケース、手作業でスクラッチ加工を施したダイアルを導入し新境地を開拓。(菅原)
●筆者は長年、小ぶりなU200のファンだった。生産中止となった今、それに代わるのはT50しかない。筆者は軽いチタンを推す。テギメント加工を施したベゼルも◎だ。(広田)
4位 セイコー/プロスペックス マリーンマスター プロフェッショナル
32point / 2persons

●歴史的モデルですが、その斬新さは色褪せない。(篠田)
●セイコーの「ツナ缶」は、スペックに振り切ったダイバーズウォッチの理想型だろう。近年のモデルは、高級とは違うが、明らかに上質になった。もっと注目されていいコレクションだ。(広田)
3位 ベル&ロス/BR 03-92 ダイバー
35point / 4persons

●異色の角型ダイバーズで不動の人気を築くこのモデルは、300m防水でISO 6425規格準拠。だが、シティダイバーズとして断然かっこ良し!(菅原)
2位 ロレックス/オイスター パーペチュアル サブマリーナー
39point / 3persons

●変わらぬデザインと、絶えず進化する性能。他の追随を許さない、絶対王者にしてオールラウンダー。(菅原)
●これぞダイバーズウォッチの標準原器。時代を経て素材も細部のデザインも機能もアップデートされているけど、確かな存在感と機能美は今も健在。(名畑)
1位 チューダー/ブラックベイ全般
57point / 4persons

●同ブランドのダイバーズウォッチの原点である1954年モデルのデザインをベースに現代によみがえらせた1本。37mmのコンパクトなケースはまさに今の気分。ブレスレットは簡単に長さの微調整ができるギミックが搭載されており、1日のうちの腕の太さの小さな変化にも対応できる。この機能は想像以上に良い。(安藤)
●ブロンズ製のケース&ブレスレットもブラウングラデーションのダイアルも、すべてが好みにドンズバのモデル。欲しい欲しいと思いつつ、なかなか入手できない(しない?)のはなぜだ?(名畑)