新型コロナウイルス感染拡大の影響で人々の移動が制限されている昨今だが、ようやく収束の兆しが見え始めたこともあり、旅の準備を進めている読者も多いだろう。今回のTop10ランキングでは、旅の相棒として連れて行きたくなる「GMTウォッチ」を集計。訪れた国や地域の第2時間帯を表示してくれる、GMT機能を搭載した実用的な10モデルがランクインした。

[クロノス日本版 2022年1月号掲載記事]


旅の相棒にしたいGMTウォッチ

10位 ジン/105.ST.SA.UTC

15point / 2persons

105.ST.SA.UTC
Photo:「105.ST.SA.UTC」。自動巻き。SS。35万2000円(税込み)。(問)ホッタ Tel.03-5148-2174

●GMT(グリニッジ標準時)というのは古い言い方で、現在ではUTC(協定世界時)が正しい。その呼称をダイアルに表示したモデル。24時間表示の回転ベゼルとの併用で、さまざまに活用できるのは便利かもしれない。(名畑)

9位 ブランパン/ヴィルレ GMT デイト

18point / 2persons

ヴィルレ GMT デイト
Photo:「ヴィルレ GMT デイト」。自動巻き。SS。129万8000円(税込み)。(問)ブランパン ブティック 銀座 Tel.03-6254-7233

●スウォッチ グループの各社は、基本的に時針の単独運針ができるGMTムーブメントのみを採用している。どれを選んでも外れはないが、個人的におすすめはブランパンか。熟成されたムーブメントは極めて安定している。(広田)

8位 IWC/パイロット・ウォッチ・UTC・スピットファイア

20point / 3persons

パイロット・ウォッチ・UTC・スピットファイア
Photo:「パイロット・ウォッチ・UTC・スピットファイア “MJ271”」。自動巻き。ブロンズ。119万9000円(税込み)。(問)IWC Tel.0120-05-1868

●12時窓の伝統的なUTCウォッチ。このデザイン好きです。(篠田)

7位 ベル&ロス/BR 05 GMT

22point / 2persons

BR 05 GMT
Photo:「BR 05 GMT」。自動巻き。SS。63万2500円(税込み)。(問)ベル&ロス 銀座ブティック Tel.03-6264-3989

●都会的なデザインで、ビジネスパーソンからも高い評価を得ているBR 05シリーズに加わったGMT。赤で縁取られたインパクトのあるGMT針は、デザインの邪魔をするどころか、むしろよいアクセントに。ベースモデルが物足りないほどしっくりくる。(安藤)

6位 オメガ/シーマスター プラネットオーシャン GMT搭載モデル

24point / 2persons

シーマスター プラネットオーシャン GMT搭載モデル
Photo:「シーマスター プラネットオーシャン ディープブラック」。自動巻き。ブラックセラミックス。137万5000円(税込み)。(問)オメガお客様センター Tel.03-5952-4400

●GMT機能と600m防水ダイバーズ機能の合わせ技。さらにはマスタークロノメーター取得と精度も抜群だが、それ以上の魅力がマットなセラミックス製ケース。ブルーとマットブラックの組み合わせからは、道具を超えた美しさを感じる。(安藤)

5位 ポルシェデザイン/1919 グローブタイマー UTC オールブラック

24point / 2persons

1919 グローブタイマー UTC オールブラック
Photo:「1919 グローブタイマー UTC オールブラック」。自動巻き。Ti。99万円(税込み)。(問)ノーブル スタイリング Tel.03-6277-1604

●まずデザインがかっこいい。それと、ボタン操作で時針のタイムゾーンを変えられる機能もよくできている。(菅原)

4位 グランドセイコー/Cal.9F86搭載モデル

31point / 2persons

グランドセイコーCal.9F86搭載モデル
Photo:「スポーツコレクション」SBGN005。クォーツ。SS。36万3000円(税込み)。(問)グランドセイコー専用ダイヤル Tel.0120-302-617

●アナログGMTとしては、掛け値なしに世界一のムーブメントを搭載する。日付の先送りと逆戻しは最近のGMTに同じだが、なんと日付は瞬間切り替えである。「電費」は良くないが、大トルクを考えればやむなしか。(広田)