2020年 IWCの新作時計

FEATURE2020年新作時計
2020.04.26

ポルトギーゼ・オートマティック 40

ポルトギーゼ・オートマティック 40

IWC「ポルトギーゼ・オートマティック 40」
自動巻き(Cal.82200)。31石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。SS(直径40.4mm、厚さ12.4mm)。3気圧防水。72万5000円(税別)。他にRef.IW358304(SS/シルバー文字盤、ブルーの針とインデックス、72万5000円)、Ref.IW358305(SS/ブルー文字盤、ロジウムメッキの針とインデックス、72万5000円)、Ref.IW358306(18Kレッドゴールド/シルバー文字盤、172万円)がラインナップ。

 6時位置のスモールセコンドを特徴とするポルトギーゼコレクションに、ケース直径40mmのコンパクトなデザインを持つ自動巻きモデルを追加する。1930年代末発表のRef.325を起源として持つクラシックなデザインを継承し続けるこのコレクションにおいて、直径40mmのケースに、耐摩耗性に優れた酸化ジルコニウムセラミックス製部品を採用したペラトン機構を備え、約60時間のパワーリザーブを持つIWC自社製キャリバー82200を搭載するモデルとなる。また、トランスパレントバックによりムーブメントを鑑賞可能。風防にはドーム型サファイアクリスタルを採用する。バリエーションとして、18Kレッドゴールド製モデルおよびステンレススティール製モデルを用意し、ステンレススティール製モデルには、新開発のバタフライ・フォールディング・クラスプを採用して着用感を高めている。

IWC ポルトギーゼ

IWC ポルトギーゼ

Cal.82200
IWC “JUBILEE” REVIEW
本作も搭載するCal.82系についての詳細

https://www.webchronos.net/features/20289/




ポルトギーゼ・クロノグラフ

IWC ポルトギーゼ・クロノグラフ

IWC「ポルトギーゼ・クロノグラフ」
自動巻き(Cal.69355)。33石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約46時間。SS(直径41mm、厚さ 13.1mm)。79万5000円(税別)。他にRef.IW371614(18Kレッドゴールドケース/ブルー、179万円)とRef.IW371616(SSケース/マルーン、79万5000円)がラインナップ。

 ポルトギーゼコレクションを充実させるステンレススティール製ケースとグリーンおよびクラレットカラー(マルーン)の文字盤を備えるふたつのモデルと、18Kレッドゴールド製ケースとブルーの文字盤を備えるブティックエディションを追加する。いずれも歴史あるポルトギーゼのデザインコードを守りつつ、クロノグラフ機能にて正確に計時可能な1/4秒単位の目盛りをプリントしたフランジを採用し、航海用計器を想起させるモデルに仕立てた。ステンレススティール製モデルには、新開発のバタフライ・フォールディング・クラスプを採用し、快適な着用感を実現する。ムーブメントはクロノグラフ制御にコラムホイールを採用したIWC自社製キャリバー69355を搭載し、トランスパレントバックからムーブメントを鑑賞可能である。12時位置には30分の積算計を持つ。




ポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダー 42

ポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダー

IWC「ポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダー 42」
自動巻き(Cal.82650)。46石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。18KRG(直径42.4mm 、厚さ13.8mm)。3気圧防水。342万円(税別)。他にRef.IW344205(ブティック限定18Kレッドゴールド、342万円)とRef.IW344203(SS、234万円)がラインナップ。

 IWCはポルトギーゼコレクションに、自社開発ムーブメントに永久カレンダー機能を組み込んだキャリバー82650を搭載するモデルを追加した。ポルトギーゼのデザインコードを継承しつつ、3時位置に日付、6時位置に月、9時位置に曜日を表示し、月表示に組み込んだ高精度のムーンフェイズ表示を備える。このムーンフェイズは、実際の月軌道との誤差を577.5年間でわずか1日分しか生じさせない。また、永久カレンダーは各月の日数の違いを自動的に判別するだけでなく閏年にも対応し、曜日表示において次の閏年までの年数をカウントする。自動巻き機構には酸化ジルコニウムセラミックス製の部品を用いたペラトン機構を採用する。トランスパレントバックによりムーブメントを鑑賞可能で、18Kレッドゴールド製ケースモデルと、ステンレススティール製ケースモデルを用意する。

IWC ポルトギーゼ