ゼニス「G.F.J.」より、NAOYA HIDA & Co.とのダブルネームモデルが登場

2026.06.02

2026年6月2日、ゼニス「G.F.J.」より、NAOYA HIDA & Co.とのダブルネームモデルが発表された。ゼニスが創業160周年の節目に復刻したCal.135に、そのムーブメントがずっと好きだったという飛田直哉のブランドのエッセンスが盛り込まれた本作は、10本のみが生産される、極めて稀少なリミテッドモデルとなっている。

ゼニス G.F.J. Double Signed with Naoya Hida & Co.


ゼニスが「G.F.J. Double Signed with Naoya Hida & Co.」を発表

 2026年6月2日、ゼニスは新作腕時計として「G.F.J. Double Signed with Naoya Hida & Co.」を発表した。本作は、2018年に飛田直哉によって創業されたNaoya Hida & Co.とコラボレーションしたダブルネームモデルである。

ゼニス G.F.J. Double Signed with Naoya Hida & Co.

ゼニス「G.F.J. Double Signed with Naoya Hida & Co.」Ref.40.1865-2.0135/01.C220
手巻き(Cal.135)。22石。1万8000振動/時。パワーリザーブ約72時間。Ptケース(直径39mm、厚さ10.5mm)。5気圧防水。世界限定10本。1189万1000円(税込み)。

「DOUBLE SIGNED」プロジェクトとは?

 ゼニスは時計愛好家のために製作されたダブルネームウォッチを、「パートナーシップの由緒ある伝統を物語る存在」と位置付け、「その多くは共有するビジョンの究極のシンボル」とみなされているとし、こういったレガシーを次世代へと継承する取り組みとして「DOUBLE SIGNED」プロジェクトを掲げた。「象徴的なデザインは立ち止まるべきではなく、卓越性は共有することでさらに磨かれる」という信念の下、選び抜かれた独立系時計師とともに、名高いモデルの再解釈を行うというものだ。このプロジェクトによってゼニスは、共通の情熱と、本物を知る人々の時計製造への理解を原動力に、タイムピースに新たな命を吹き込むと標榜。その第一作目となるのが、このG.F.J. Double Signed with Naoya Hida & Co.なのだ。

ゼニス G.F.J. Double Signed with Naoya Hida & Co.

文字盤はNaoya Hida & Co.によるもの。「不要なものを削ぎ落とす」という理念がゼニス、Naoya Hida & Co.で一致し、通常モデルには存在するゼニスのスター、そしてNaoya Hida & Co.の「TOKYO」のロゴが廃されている。

時計愛好家垂涎のディテール

 このプロジェクトがレガシーを尊重するように、本作にはCal.135が搭載されている。ヌーテシャル天文台コンクールの腕時計部門で許される最大サイズの13リーニュ(=30mm)に由来したキャリバーナンバーを持つCal.135は、1949〜1962年まで製造されていた。当時盛んであった天文台によるクロノメーターコンクールで数々の賞を受賞した経歴を持ち、飛田も「ずっと好きだった」と語るムーブメントである。2022年、時計師カリ・ヴティライネンが天文台コンクール試験のためのCal.135-Oを精巧に再現したが、極めて限定的な生産であった。ゼニス創業160周年の節目にあたる2025年に再設計されたうえで、同ブランド創業者ジョルジュ・ファーブル=ジャコのイニシャルを冠した「G.F.J.」に載せられて登場することとなった。

ゼニス G.F.J. Double Signed with Naoya Hida & Co.

シースルーバックからは、Cal.135の大ぶりのテンプや幅広のコート・ド・ジュネーブ仕上げが施されたブリッジを観賞することができる。ちらネジやロービート仕様はレトロで、また、シャルル・フレックが設計した精密な調整を可能にする、特徴的なダブルアロー形の調速機構を備えている。なお、パワーリザーブは約72時間、日差±2秒以内の精度に調整されており、COSCクロノメーター認定を取得している。

 このG.F.J.に、NAOYA HIDA & Coのエッセンスが盛り込まれるに至ったのは、飛田とゼニスのチーフ・プロダクト・オフィサーであるロマン・マリエッタとが出会ったことに端を発する。飛田の東京のアトリエで、時計製造の歴史に対するふたりの情熱が化学反応を起こし、両者が思い描く理想や、優れたデザイン性、そしてハイレベルな時計製造技術に対する探究心といった共通点が、コラボレーションを後押ししたのだという。

 そんな両者のコラボレーションは、共通の志によって結ばれている。それは、G.F.J.を再解釈するとともに、飛田が長きにわたり敬意を抱き、追求してきたCal.135の生けるレガシーを、より豊かにすることだ。

 本作は直径39mm、厚さ10.5mmのプラチナ製ケースが採用されており、NAOYA HIDA & Co.の「NH Type 1」と「NH Type 2」のスピリットが吹き込まれている。

 文字盤はソリッドシルバーで作られており、そこにあしらわれたゼニスとNAOYA HIDA & Co.のダブルシグネチャーを含む表示は微細加工機によって彫り込まれている。一方、アラビア数字インデックスは同ブランドの彫金師である加納圭介の手によるものだ。このエングレービングには、日本の漆が塗布され、ブルーに仕上げられている。

ゼニス G.F.J. Double Signed with Naoya Hida & Co.

シンプルながら立体感のある文字盤はNAOYA HIDA & Co.らしい。ちなみに6時位置のSWISS MADEにも思い入れがあるのだと、時計師の藤田耕介は語った。機械加工で彫り込まれたこの文字は、幅約0.05mm、深さ約0.08mmと、極めて繊細で、サプライヤーと幾度にもわたるミーティングの末に実現された。

 

時・分針は、超高精度のCNCマシンによってソリッドゴールドを削り出して製造されている。その後、時計師の藤田耕介が率いるチームによって手作業で研磨された。スモールセコンドのブルースティール針は、熱処理によって深みのあるブルーに仕上げられている。

 本作には、独創的な3本のストラップが付属する。ひとつは豊かな質感と深みで知られる、日本の稀少な姫路黒桟革を、ひとつは国産牛革を使用し、京都レザーの職人が伝統ある技術を用いて仕上げた天然皮革のストラップを、そしてもうひとつは広島県福山を拠点とする、ノンストレッチの日本製デニム「カイハラデニム」が手掛けたインディゴブルーのストラップを採用している。プラチナ製のピンバックルには、G.F.J.の刻印が施されている。

 本作の販売価格は1189万1000円(税込み)で、わずか10本のみが製造される。



Contact info:ゼニス ブティック銀座 Tel.03-3575-5861


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