NAOYA HIDA & CO. 2026年の新作時計を一挙紹介! 新しい「NH TYPE1」をはじめ7モデルが登場

2026.05.07

NAOYA HIDA & CO.の2026年新作時計をまとめて紹介。2018年、飛田直哉によって創設された同ブランドは、国内外の時計愛好家から常に注目を集めてきた。今年もすでに大きな話題となっている、その新作時計の顔触れとは?

NAOYA HIDA & CO.

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FEATURES

野島翼:文
Text by Tsubasa Nojima
[2026年5月7日公開記事]


「NH TYPE1E」

 NAOYA HIDA & CO.初の製品である、「NH TYPE1」シリーズの最新作。基本的なデザインを従来モデルから受け継ぎつつ、ケースサイズを37mmから36mmへとわずかに小径化し、かつ、サファイアクリスタル製風防の形状をカーブからドームへと変更している。

NAOYA HIDA NH TYPE1E

NAOYA HIDA & CO.「NH TYPE1E」
手巻き(Cal.3019SS)。18石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約48時間。SSケース(直径36mm、厚さ10.9mm)。5気圧防水。297万円(税込み)。

 シルバーカラーのダイアルは、洋銀製。9時位置に配されたスモールセコンドの目盛りと、ダイアル外周のミニッツマーカーのリングは別パーツで組み立てられ、シンプルなデザインに立体感を作り出している。優雅なブレゲ数字インデックスは、職人の手によって彫り込まれたものだ。カシューを流し込むことで、艶やかな質感に仕上げている。立体的な針はブルースティール製である。

NH TYPE1E

 ケースは904Lステンレススティール製。スクリューバックを採用し、日常使いでも安心な5気圧防水を備えている。ムーブメントは、手巻き式のCal.3019SSを搭載。巻き心地を高めるため、同社独自のコハゼとコハゼバネが採用されている。本作は2026年から2027年にかけて、25本を生産予定である。


「NH TYPE2C-2」

 センターセコンド仕様のすっきりとしたデザインが特徴の「NH TYPE2」シリーズ。そのラインナップに加わった同社初のポーセリンダイアルモデルが、「NH TYPE2C-2」である。NH TYPE2シリーズが持つ、1950~1960年代のモダンなドレスウォッチを現代的に解釈するというコンセプトを変えることなく、19世紀を象徴するポーセリンダイアルを調和させている。

NAOYA HIDA NH TYPE2C-2

NAOYA HIDA & CO.「NH TYPE2C-2」
手巻き(Cal.3020CS)。22石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約45時間。SSケース(直径37mm、厚さ11.4mm)。5気圧防水。313万5000円(税込み)。

 高温で焼成されたダイアルには、磁器特有の艶やかな質感が与えられ、シンプルなインデックスとともにクラシカルなテイストにまとめられている。ブランドロゴとインデックスは、熟練職人の手によってひとつひとつ描かれたものである。時分針はステンレススティール製、秒針はブルースティール製だ。

NH TYPE2C-2

 904Lステンレススティール製のケースは、直径37mmの程よいサイズ感。スクリューバックによる5気圧防水を備えている。内部に搭載されているのは、センターセコンド式の手巻きムーブメントCal.3020CS。独自のコハゼとコハゼバネによって、優れた巻き心地を実現している。本作は、2026年にわずか10本が製作される予定だ。


「NH TYPE3B-4」

 ムーンフェイズ機構を搭載した「NH TYPE3」シリーズに、職人の手によるエングレービングを施した18Kイエローゴールド製の外装を与えたモデル。ラグからケースサイドに至るまで、ミドルケースの全面にアール・ヌーヴォー調のエングレービングがあしらわれている。

NH TYPE3B-4

NAOYA HIDA & CO.「NH TYPE3B-4」
手巻き(Cal.3021LU)。18石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約45時間。18KYGケース(直径37mm、厚さ10.8mm)。5気圧防水。1650万円(税込み)。

 ミニッツマーカーのリングを別パーツとした洋銀製のダイアルには、アール・ヌーヴォー書体のアラビア数字インデックスが並び、6時位置にはシリーズを象徴するムーンフェイズが配されている。インデックスは、浮彫にした上で金箔を貼り付けるという新たな試みが採用され、ケースデザインとの調和を図っている。ムーンフェイズは、ラピスラズリ製のディスクに顔を手彫りした月のパーツを取り付け、立体的な造形に仕上げられている。

NH TYPE3B-4

 搭載するCal.3021LUは、リュウズ操作によってムーンフェイズの調整が可能な手巻き式ムーブメントだ。約45時間のパワーリザーブを備えている。本作は、2026年に2本のみが製作される予定である。


「NH TYPE5B」

 レクタンギュラーウォッチ「NH TYPE5A」の着用テストの結果をフィードバックし、より細部の完成度を高めたのが、新作「NH TYPE5B」だ。直線基調の904Lステンレススティール製レクタンギュラーケースは、前作からラグの長さを1mm短く、側面の段差部分の幅を0.3mm拡大することで、さらに見た目のバランスを整えている。

NH TYPE5B

NAOYA HIDA & CO.「NH TYPE5B」
手巻き(Cal.2524SS)。19石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約38時間。SSケース(縦33×横26.7mm、厚さ9.1mm)。3気圧防水。407万円(税込み)。

 ダイアルのデザインにも変更が加えられている。前作では12時位置のインデックスのみアラビア数字としていたが、新作ではアラビア数字とバーを交互に組み合わせた、飛びアラビア数字インデックスを採用している。中央にはミニッツサークル、6時位置にはスモールセコンドを配することで、立体的な仕上がりを見せる。サファイアクリスタル製風防は、立体的なカーブを描いた形状。18Kホワイトゴールド製の時分針と、ブルースティール製の秒針を組み合わせている。

NH TYPE5B

 四隅をネジ留めしたケースバックは、シースルー仕様。内部に搭載された角形手巻きムーブメント、Cal.2524SSを鑑賞することが可能だ。本作は、2026年に約10本が製作される予定である。


「NH TYPE5B-1」

 2026年新作のNH TYPE5Bとほぼ共通のデザインを採用しつつ、現行品では珍しいアクリル製風防を用いたモデル。ヴィンテージウォッチにも多用されているアクリル製風防によって、よりクラシカルな印象に仕上げられている。洋銀製のダイアルにはカシューを流し込んだ飛びアラビア数字インデックスを採用しつつ、書体をブレゲ数字とすることでヴィンテージ感を高めている点も特徴だ。秒目盛りを別パーツとしたスモールセコンドや18Kホワイトゴールド製の時分針、ブルースティール製の秒針など、基本的な仕様はNH TYPE5Bと同じである。

NH TYPE5B-1

NAOYA HIDA & CO.「NH TYPE5B-1」
手巻き(Cal.2524SS)。19石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約38時間。SSケース(縦33×横26.7mm、厚さ9.1mm)。3気圧防水。407万円(税込み)。

 3気圧の防水性を備えたケースは、904Lステンレススティール製。ジャン・ルソーによるカーフレザーストラップが装着されている。内部に搭載された角形手巻き式ムーブメントCal.2524SSは、シースルーバックから鑑賞することが可能だ。同社が採用する他のムーブメントと同じく、独自のコハゼとコハゼバネが搭載されている。本作は、2026年に約10本が製作される予定である。

NH TYPE5B-1


「NH TYPE7A」

 手巻きクロノグラフの名機として知られる、ヴァルジュー製のCal.23を搭載した新作。NAOYA HIDA & CO.ではこれまで、現行ムーブメントを採用してきたが、本作では初めてヴィンテージムーブメントを搭載している。

NH TYPE7A

NAOYA HIDA & CO.「NH TYPE7A」
手巻き(Cal.2926CH)。17石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約45時間。SSケース(直径36mm、厚さ11.7mm)。3気圧防水。583万円(税込み)。

 洋銀製のダイアルは、外周のミニッツマーカーのリングを別パーツで取り付け、一体化されたふたつのインダイアルパーツを裏側から組み込むことで、立体的に仕上げている。3時位置は30分積算計、9時位置はスモールセコンドだ。時刻を表示するための時分針とスモールセコンドの針はゴールド、クロノグラフ秒針と積算計の針はブルーに仕上げている。カシューが流し込まれた手彫りのブレゲ数字インデックスなど、同社らしいディテールが採用されている。

NH TYPE7A

 小ぶりなステンレススティール製ケースは直径36mmと、ヴィンテージウォッチのようなサイズ感。ポンプ型のプッシャーと薄型のリュウズが組み合わされ、スクリューバックによって3気圧の防水性を確保している。本作は、2026年に約10本が製作される予定だ。


「NH TYPE8A」

 新開発の手巻き式ムーブメントCal.2326SSを搭載した、小径ドレスウォッチ。そのケースサイズは直径31mmと、歴史あるブランドのかつての名機を彷彿とさせる。現代の感覚からはだいぶ小ぶりだが、ラグ幅を18mmとすることで男性にも着用しやすいバランスに調整されている。

NH TYPE8A

NAOYA HIDA & CO.「NH TYPE8A」
手巻き(Cal.2326SS)。19石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約38時間。SSケース(直径31mm、厚さ8.9mm)。5気圧防水。352万円(税込み)。

 洋銀製のシルバーダイアルには、カシューによる墨入れを行ったブレゲ数字インデックスと、別パーツによるレイルウェイミニッツサークルが配されている。センターから十分距離を取った位置のスモールセコンドは、目盛り部分を別パーツとしている。時分秒針はブルースティール製だ。

NH TYPE8A

 ステンレススティール製ケースには、ヴィンテージ感を高めるドーム型サファイアクリスタルが組み合わされ、スクリューバックによって5気圧防水を達成している。約38時間のパワーリザーブを備えた新開発のムーブメントには、独自のコハゼとコハゼバネが搭載され、心地よい巻き心地を味わうことが可能だ。本作は、2026年に約20本が製作される予定である。



Contact info:NH WATCH https://naoyahidawatch.com/


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