ユリス・ナルダンは、ブランド創業180周年「フリーク」誕生25周年という節目に合わせ、「フリーク X」を全面刷新する。この刷新は2年以上という時間がかけられており、ムーブメント、ケース、ストラップシステムに至るまで再設計が行われたものとなっている。注目はムーブメントの小型化によるケース径41mmへの小径化と、フリーク Xとしては初となるDIAMonSIL製脱進機およびマイクロローター式自動巻きの採用、クイックチェンジ式ストラップシステムの搭載である。

従来モデルより小型化されたCal.UN-232を搭載する新型「フリーク X」が登場
ユリス・ナルダンは「フリーク X」のムーブメント、ケース、ストラップシステムに至るまで全面刷新、3つのバリエーションを発売する。この刷新は、ユリス・ナルダン創業180周年と、「フリーク」誕生25周年という節目に合わせたもので、2年以上をかけてコレクション全面に再設計が加えられていることが特筆すべき点だ。
最大の特徴は、新規ムーブメントのCal.UN-232である。基本的な構造や表示形式は従来のCal.UN-230を踏襲しており、回転式カルーセルが60分で1回転して分を表示し、回転ディスク上のポインターが時間を表示する。このような構成のため、ムーブメントサイズとケースサイズが深く関係しており、Cal.UN-230を搭載した従来モデルでは直径43mmであったが、Cal.UN-232では最適化により小型化が図られ、ケース径は41mmへとコンパクトに。これにより、いっそう実用的なシルエットになったと言えるだろう。

自動巻き(Cal.UN-232)。27石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約72時間。18KRGケース(直径41mm、厚さ13.60mm)。100m防水。ブラックのアリゲーターストラップ装着時:1017万5000円(税込み)。

自動巻き(Cal.UN-232)。27石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約72時間。SSケース(直径41mm、厚さ13.60mm)。100m防水。SSブレスレット装着時:676万5000円(税込み)。

自動巻き(Cal.UN-232)。27石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約72時間。SSケース(直径41mm、厚さ13.60mm)。100m防水。ヌバックレザーストラップ装着時:655万6000円(税込み)。
Cal.UN-232では、フリーク Xとしては初となるDIAMonSIL製脱進機が採用された。アンクルにもDIAMonSILが採用されており、これらが保護シールドのように機能することで、精度、効率、耐久性がいずれも従来モデルよりも向上し、長期間にわたってより安定した作動を実現している。
さらに、フリークシリーズがシリコン技術を取り入れた先駆者であった技術的な背景も反映し、Cal.UN-232にもユリス・ナルダンのシリコン技術の研究所であるシガテックで製造された、特大のシリコン製テンワと、ヒゲゼンマイが搭載されている。特にこのヒゲゼンマイは、特許技術である温度補償機能を備え、こちらも特許技術である特徴的な卵型となっており、本作の安定した作動を支えている。
実用面での大きな変化は、フリークシリーズとして自動巻き機構にマイクロローターを採用したことである。マイクロローターは、ムーブメントのデザインと一体化し、外観を覆うことが無い点が魅力であるが、巻き上げ効率を高めることが難しい。そこでCal.UN-232では、ローズゴールド製ローターを採用して慣性力を高め、視覚的にもコントラストを生み出している。このほか、各部品はミクロンレベルの精度で製造され、各部品が設計通りの理想的な配置となることで、調速機構全体のノイズ低減、摩擦の低減によるエネルギー伝達の最適化が図られており、本作は約72時間のパワーリザーブを実現している。

新型のフリーク Xのデビューに際して、ステンレススティール製ケースのグレー文字盤モデルとブルー文字盤モデルと、18Kローズゴールド製ケースにブラック文字盤の組み合わせの、合計3つのバリエーションが用意される。
刷新に合わせて新設計されたケースは、クイックリリース式ストラップを想定したものとなっており、ヌバックレザーストラップや、アリゲーターストラップ、ラバーストラップ、バリスティックスナイロン製ストラップといった各種ストラップだけでなく、ステンレススティール製ブレスレットも用意されているため、簡単に付け替えが楽しめる。ブレスレットは、ケースと一体化する曲線を基調としたデザインとなっており、モダンな本作をよりモダンに見せるコーディネートとなっている。




