ユリス・ナルダンは、精緻な幾何学模様が魅力のギヨシェ装飾をアワーディスクに施した「フリーク ONE ギヨシェ」を発表した。このアワーディスクはサンドカラーのCVDによりニュートラルな色調に仕上げられており、ここにギヨシェ装飾が組み合わされることで、フリーク ONE特有の前衛的な構造に、これまでとは違った表情が加えられている。ケースとベゼルはチタン製で、ベゼルのデザインは「スーパー フリーク」から着想を得て再設計されている。

独創的な機構と伝統的な装飾芸術を融合させた「フリーク ONE ギヨシェ」が登場
ユリス・ナルダンは、ムーブメント自体が回転して時刻を表示する「フリーク ONE」をベースに、時表示を担うアワーディスクにギヨシェ装飾を施した「フリーク ONE ギヨシェ」を世界限定99本で発売する。本作はサンドカラーのディスクに、ライトグレーのチタン製ケースとグレーのラバーストラップを組み合わせられ、ニュートラルな色調にまとめられている。なお、同時に発表された「フリーク ONE ブルーエナメル」では、サンレイパターンのギヨシェを施したアワーディスクにブルーエナメルを重ね、伝統的な装飾技法と前衛的な機構の融合を、異なる表情で提案している。

自動巻き(Cal.UN-240)。15石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約90時間。Tiケース(直径44mm、厚さ13.3mm)。30m防水。限定99本。1272万7000円(税込み)。
2001年に誕生した「フリーク」は、ムーブメント自体が回転して時刻を表示する構造と、シリコン製脱進機の採用によって、時計製造に新たな可能性を示したコレクションだ。その系譜において、2023年に登場したフリーク ONEは、初代の「文字盤も針もリュウズも持たない」という構成を受け継ぐモデルに位置付けられる。リュウズを備える「フリーク X」とは異なり、時刻調整は6時位置のセーフティロックを解除し、ベゼルを回転させて行う。
精緻に刻み込まれた幾何学模様が魅力のギヨシェ装飾を採用
新作となるフリーク ONE ギヨシェの最大の特徴は、フリーク ONEの独創的な機構に、伝統的な装飾芸術であるギヨシェを融合させたアワーディスクだ。ムーブメントと一体になって時を表示するこのディスクには、ダイヤモンドパターンのギヨシェ装飾を採用する。精緻に刻み込まれた幾何学模様は、光を受けるたびに豊かな陰影と繊細な表情を見せ、回転する機構の背景に、奥行き間やきらめきといった視覚効果をもたらしている。
この装飾の魅力をさらに高めるのが、サンドカラーのCVDによる仕上げだ。サンドカラーのニュートラルな色調とギヨシェ装飾が組み合わさることで、フリーク ONE特有の機構がいっそう際立つ意匠となった。

フリーク ONEの独自性を生み出す自動巻きムーブメントのCal.UN-240
フリーク ONEのデザインを語るうえで忘れてはならないのはムーブメントだ。本作には自動巻きムーブメントのCal.UN-240が搭載される。フライングカルーセルが60分で1回転して分を示し、その下に配されたアワーディスクが12時間で1回転することで、ディスク上のポインターが時を示す仕組みだ。シリコン製の大型テンワとヒゲゼンマイ、ダイヤモンシル製のガンギ車とアンクルはフライングカルーセルに取り付けられ、そのフライングカルーセルを上方から支えるブリッジを持たないことから、機構が空中に浮かんでいるかのように見え、作動の様子を隅々まで鑑賞することができるのである。また、シリコンにダイヤモンドコーティングを施したダイヤモンシルの効果により、脱進機の耐摩耗性や耐衝撃性が高められている。

この自動巻き機構には、ユリス・ナルダン独自のグラインダーシステムが搭載される。このシステムとは、自動巻きローターが厚さわずか0.12mmの超薄型レバーを4本備えたフレームに接続されており、従来の巻き上げシステムと比較して回転による作動範囲を拡大し、高い巻き上げ効率を実現している。ケースバックを反時計回りに回すことで手動での巻き上げも可能で、パワーリザーブは約90時間を確保している。
軽量でスポーティーなケースとストラップ
ケースとベゼルはチタン製で、サテン仕上げとサンドブラスト加工を組み合わせる。ベゼルは「スーパー フリーク」から着想を得て再設計され、角張ったノッチを減らし、形状に柔らかさを持たせている。直径44mm、厚さ13.30mmのケースには、バリスティックテクスチャーを施したグレーの一体型ラバーストラップを合わせ、チタン製のデプロワイヤントバックルを備えている。



