三越伊勢丹 執行役員 牧野 伸喜「時計は人と人をつなぎ、時代をつなぐ」2

LIFE対談
2020.01.17


クロノス日本版編集長
広田雅将
×
三越伊勢丹 執行役員
日本橋三越本店長
牧野 伸喜
牧野 伸喜

1961年生まれ。大学卒業後、株式会社三越に入社し、日本橋三越本店に配属。その後、名古屋三越や仙台三越などに勤務。長く紳士部門を担当。伊勢丹浦店店長を経て2019年4月より現職。


第2回 「時計は共通言語であり、コミュニケーションツール」

広田:お客様とのお付き合いで、ユニークなエピソードはありますか。

牧野:やはり時計好きの方が多く、自分はそんなに詳しくないので逆に「教えてください」と言います。そうすると目をキラキラ輝かせてお話をされます。なかには100本くらい持っている方もいらっしゃいます。皆さん、時計が大好きなので、このお買場を作った時はすごく喜ばれました。

広田:確かに好きな方が多そうですよね。

牧野:ある時、ご迷惑をおかけしてお客さまのご自宅にお詫びに行ったことがありました。すると時計のワインダーをお持ちで、その話で盛り上がってしまいました。当初不機嫌であったお客さまがどんどん笑顔になって最後はとても親密になれて、以来いまもお付き合いさせていただいています。この時は時計をしていてよかったなと思いましたね(笑)。

広田:趣味の中でも服や時計は話題にしやすいのかもしれませんね。

牧野:共通言語ですからね。とくに男性のお客さまは、靴と時計。

広田:それは面白い。靴は時計と何が近いと思いますか。

詳細は三越WORLD WATCH GALLERYにて掲載中