2022年 オーデマ ピゲの新作まとめ

　オーデマ ピゲからは誕生から50周年を迎えた「ロイヤル オーク」と、2019年に発表され、早くも同社のアイコンとして認知されるに至った「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」の新作が発表されている。

　1972年に発表された「ロイヤル オーク」は、直径39mmという当時としては大振りなサイズ感に、ステンレススティールケースの高級スポーツウォッチというパッケージを持ち合わせた、まさにエポックメイキングな存在であった。ラグジュアリースポーツウォッチが一大ジャンルとして確立している現代では考えられないことである。同社のDNAを抽出、再構築した「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」も、発表当初こそ多少の動揺を生んだものの、今では多くのファンを虜にするコレクションへと成長した。

　今回発表されたモデルたちも、伝統と革新の精神を体現する素晴らしい作品ばかりである。ただし、諸兄姉らも十分ご存じの通り、ロイヤル オークシリーズは世界的にも品薄な状況が続いている。そのため入荷時期が不確定である上に、どのくらいの本数が入荷するかも分からず、入手は極めて困難であることをあらかじめ記しておく。

ロイヤル オーク “ジャンボ” エクストラ シン

　1972年のオリジナルデザインを受け継ぐ、「ロイヤル オーク "ジャンボ" エクストラ シン」。コンパクトな39mm径のケースに、繊細さを感じさせるインデックスと針を持ち合わせる本作は、それまでのCal.2121からバトンタッチされた新開発ムーブメントCal.7121を搭載する。

　バリエーションは、ステンレススティールケースモデル、18Kピンクゴールドケースモデル、18Kイエローゴールドケースモデル、プラチナケースモデルの4種類。ステンレススティールとゴールドケースモデルには、プチタペストリーダイアルが組み合わされ、プラチナケースモデルにはスモークグリーンダイアルが組み合わされる。

ロイヤル オーク 34mm ブラックセラミック

「ロイヤル オーク」誕生50周年を記念した、ブラックセラミックケースモデル。ケースサイズは小ぶりな直径34mm。インデックスと針、ロゴ、リュウズトップ、そして特徴的なベゼル上の8個のビスにはピンクゴールドが採用されており、ブラックの外装を更に引き立てている。ケースとブレスレットは、硬度の高いセラミックス製でありながら、ポリッシュとサテンを丁寧に磨き分けている。チタン製ケースバックにはサファイアクリスタルが取り付けられており、50周年記念モデルを示す特別デザインのローターを見ることができる。

ロイヤル オーク フライング トゥールビヨン 41mm

「ロイヤル オーク フライング トゥールビヨン 41mm」に、新しいモデルが追加された。本作は「ロイヤル オーク」50周年を記念する新デザインのケースを採用しており、18Kピンクゴールドケースモデル、ステンレススティールケースモデル、チタンケースモデルの3種類が用意される。

ムーブメントは最新世代のCal.2950。18Kピンクゴールドケースモデルとステンレススティールケースモデルには、スモークブルーのグランドタペストリーダイヤルが組み合わされ、チタンケースモデルにはマイクロブラスト仕上げが施された、スモークのブルーオパーリンダイアルが組み合わされている。自動巻きローターは、50周年記念モデルであることを表す装飾が施された22Kゴールド製である。