SIHH2017 詳報 パート4

FEATURESIHH2017
2017.02.17

トリック クロノメーター
11 1/2ラインの基幹ムーブメントとして開発された同社初の自動巻きキャリバーPF331を採用するクロノメーターモデル。黄金律に基づいて設計された溶接ラグは、曲線(フィボナッチ)のフォルムを描く。文字盤は写真のグレイン仕上げのオフホフワイトとオパーリン仕上げのブラックの2種類が揃う。自動巻き(Cal.PF331)。2万8800振動/ 時。約55時間のパワーリザーブ。18KRG(直径40.8㎜)。3気圧防水。184万円。5月発売予定。

トンダ 1950
ドレスウォッチの傑作トンダ 1950のSSバージョン。既存のトンダ 1950はキャリバーPF701を搭載するが、このモデルにはPF702が与えられている。マイクロローターはタングステン製に置き換えられ、パワーリザーブは約42時間から約48時間にアップ。文字盤はミニッツトラックを加えた新しい仕様だ。ブラックとシルバーカラーの2種。自動巻き(Cal.PF702)。2万1600振動/ 時。約48時間のパワーリザーブ。SS(直径40㎜)。3気圧防水。100万円。5月発売予定。

 

パルミジャーニ・フルリエ
原点回帰とピュアネスを求めたのがパルミジャーニ・フルリエだ。最初の自社製自動巻きムーブメントであるキャリバー331を積んだ「トリック クロノメーター」は、オート オルロジュリー コレクションに採用されている18KRGをケース素材に採用し、ベゼルのゴドロン装飾や槍型針など懐かしいディテールを数多く盛り込んだシンプルピースである。もちろん往時の意匠は入念にバランスの再構築が図られており、現代的なサイズとフォルムを投入している。やはりシンプルピースの傑作として名高い「トンダ 1950」はケースを1㎜アップサイズ、さらに文字盤にはミニッツトラックが加わってより力強い作風となった。「今年の新作は注意深くプライスを付けた」とはミシェル・パルミジャーニ氏の弁。SSケースを使った「トンダ 1950」は100万円ジャスト。その品質を考えれば、十分な競争力を持ったプロダクトだ。

ブガッティ エアロライト パフォーマンス

ブガッティ シロンのシートの装飾をストラップに用いたブガッティ シリーズの新作クロノグラフ。見返しにはブガッティの最高速度記録が刻まれる。文字盤外周には、kmとマイルでそれぞれ表示されたダブルタキメーターが入る。とてもスポーティかつエレガントなデザインだ。自動巻き(Cal.PF335)。2万8800振動/ 時。約50時間のパワーリザーブ。Ti(直径41㎜)。3気圧防水。245万円。3月発売予定。

トンダ 1950 ムーンフェイズ

ブラックオパーリン仕上げの文字盤にユニークな表示形式のムーンフェイズを載せたモデル。比較的小径かつ厚さも9.6㎜に抑えられているため、実にドレッシーな雰囲気を醸し出している。自動巻き(Cal.PF708)。2万1600振動/ 時。約48時間のパワーリザーブ。SS(直径39.10㎜)。3気圧防水。137万5000円。5月発売予定。

 

Contact info:パルミジャーニ・フルリエ・ジャパン Tel.03-5413-5745