モーリス・ラクロアが2025年に発表した新作時計をまとめて紹介する。今年は、同ブランドの代表的な「アイコン」と並んで、新コレクション「1975」から、豊富なモデルが多数展開されている。
2025年新作①「1975」
モーリス・ラクロアの創業50周年を記念し、新たなコレクションである「1975」が発表された。1975の開発にあたって参考とされたのは、同社が1988年に発売した「レ クラシック」コレクション。そのドレッシーな佇まいを受け継ぎつつ、モダンなデザインに仕上げられている。豊富なバリエーションも魅力であり、36mmもしくは40mmケースの自動巻きモデルと、39mmケースのクォーツモデルがラインナップされ、それぞれにダイアルのバリエーションが存在する。
自動巻き(Cal.ML115)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SSケース(直径40mm、厚さ10mm)。10気圧防水。各22万3300円(税込み)。
自動巻き(Cal.ML115)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SSケース(直径40mm、厚さ10mm)。10気圧防水。各20万5700円(税込み)。
自動巻き(Cal.ML115)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SSケース(直径36mm、厚さ10mm)。10気圧防水。各22万3300円(税込み)。
自動巻き(Cal.ML115)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SSケース(直径36mm、厚さ10mm)。10気圧防水。各20万5700円(税込み)。
ブルー、ブラック、シルバーの3種類で展開されるダイアルは、アプライド仕様のくさび型インデックスとドーフィン型の時分針を組み合わせたシンプルな構成。自動巻きモデルでは3時位置、クォーツモデルでは6時位置に日付表示を配し、実用性も確保されている。
クォーツ。SSケース(直径39mm、厚さ9mm)。10気圧防水。各12万9800円(税込み)。
クォーツ。SSケース(直径39mm、厚さ9mm)。10気圧防水。各11万3300円(税込み)。
優美な曲線を与えられたケースは、サテン仕上げとポリッシュ仕上げを使い分けたデザイン。スクリューバックを備え、ドレッシーな見た目に反して10気圧もの防水性を達成している。
ベルトはレザーストラップとステンレススティールブレスレットが用意され、どちらもワンタッチでケースから脱着可能なイージーチェンジャブルシステムを搭載している。
2025年新作②「アイコン オートマティック Wottoリミテッドエディション」
「アイコン アーバントライブ」シリーズの新作、「アイコン オートマティック Wottoリミテッドエディション」が発表された。世界限定1000本のみが販売される。

自動巻き(Cal.ML115)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SSケース(直径42mm、厚さ11mm)。20気圧防水。世界限定1000本。47万3000円(税込み)。
本作の全体には、ストリートアート界の重要人物であるイギリス人アーティスト、Wotto(クレイグ・ワトキンス)のドローイングがあしらわれている。ケース、ブレスレット、ベゼルに施されているのは、Wottoのイマジネーションから生まれたモチーフのエングレービング。キノコやハート、スケートボードに乗るオバケ、稲妻など、個性豊かなモチーフが、アイコンを象徴するブレスレット一体型ケースをにぎやかに飾る。グレーをベースとしたダイアルに配されているのは、黄色から青のグラデーションによるキャラクターたちだ。
ムーブメントは、機械式自動巻きのCal.ML115を搭載。シースルーバックを通して、ローターやテンプの動きを鑑賞することが可能だ。
2025年新作③「アイコン オートマティック スケルトン」
ダイナミックな造形が魅力の「アイコン オートマティック スケルトン」に、新たなバリエーションが加わった。新作は、42mmケースのグレーダイアルモデルとブルーダイアルモデル、39mmケースのブルーダイアルモデルの全部で3種類だ。

自動巻き(Cal.ML135)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SSケース(直径42mm、厚さ11mm)。20気圧防水。58万6300円(税込み)。

自動巻き(Cal.ML135)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SSケース(直径42mm、厚さ11mm)。20気圧防水。58万6300円(税込み)。

自動巻き(Cal.ML135)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SSケース(直径39mm、厚さ11mm)。20気圧防水。58万6300円(税込み)。
ダイアルには、曲線を多用したスケルトン加工が施され、ムーブメント内部の主ゼンマイや歯車、テンプなどを鑑賞することが可能。煩雑な印象になりやすいスケルトンダイアルだが、落ち着いた色味を採用することでシックにまとめられている。シャープなバーインデックスとペンシル型の時分針のおかげで、視認性も確保されている。
ケースとブレスレットはステンレススティール製。ポリッシュとヘアラインを使い分けた、アイコンらしいメリハリの効いた仕上げが施されている。ブレスレットにはイージーチェンジャブル機構が搭載され、工具を使うことなく簡単にケースから脱着することが可能だ。シースルーバックからは、ムーブメントの動きを鑑賞することができる。
2025年新作④「アイコン オートマティック ジャパンリミテッドエディション」
モーリス・ラクロアの傑作コレクションであるアイコンより、日本限定モデル2種が発表された。ひとつは、イエローのグラデーションダイアルを採用したモデル、もうひとつはレッドのグラデーションダイアルを採用したモデルだ。ダイアルの外周につれて暗くなるスモーキーなグラデーションは、日本文化のエネルギーと温もりを体現したものだ。本作は、「時を告げるだけでなく、物語を伝えるタイムピースを作る」という同社のコミットメントを強化するものであるという。

自動巻き(Cal.ML15)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SSケース(直径42mm、厚さ11mm)。200m防水。日本限定125本。38万1700円(税込み)。

自動巻き(Cal.ML15)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SSケース(直径42mm、厚さ11mm)。200m防水。日本限定100本。38万1700円(税込み)。
ブレスレット一体型のケースは、ステンレススティール製。直径42mmのサイズは、手元でも確かな存在感を放つ。ブレスレットにはイージーチェンジャブルシステムが搭載され、服装や気分に合わせて簡単にベルトを交換することが可能。ケースバックには“JAPAN SPECIAL EDITION”の文字が刻まれ、限定モデルならではの特別感を味わうことができる。搭載するムーブメントは、機械式自動巻きのCal.ML115だ。