IWCは、新作「パイロット・ウォッチ・オートマティック 41 トップガン“レイク・タホ”」を発表した。このモデルは、伝統ある「トップガン」シリーズに白を基調とした3針モデルを発表した。高強度のホワイトセラミックと視認性に優れるブラックダイアルのコントラストが特徴で、エレガントかつ機能的なパイロットウォッチに仕上がっている。
先進技術と白いセラミックが融合する3針モデルの新スタイル
IWCシャフハウゼンは、「パイロット・ウォッチ・オートマティック 41 トップガン“レイク・タホ”」によって、伝説的なトップガン・ラインに新たな装いをもたらした。すべてをホワイトで統一したコンパクトで際立ったデザインである。ケース径41mmの本作は、高度に発達した白色セラミック製で、その色合いはアメリカ合衆国カリフォルニア州とネバダ州の境にある、レイク・タホ周辺の雪に覆われた冬景色に着想を得たものだ。この地は自然美に加え、米海軍航空隊のエリートたちの訓練地としても知られている。
独自のセラミック技術が生んだレイク・タホ・ホワイト

自動巻き(Cal.32112)。21石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約120時間。セラミックケース(直径41.0mm、厚さ11.4mm)。10気圧防水。127万2700円(税込み)。
IWCにおいて象徴的なカラーとなったこのレイク・タホ・ホワイトは、複雑なプロセスによって生み出される。ジルコニウム酸化物に特定の金属酸化物を精密な比率で混合し、高圧下で成形。その後「焼結」工程を経ることで、素材はおよそ1300ビッカースという高い硬度を獲得し、極めて耐傷性に優れた構造となる。
白と黒が織りなすコントラストデザイン
外観は、白と黒のコントラストが際立っており、深みのあるマットブラックのダイアルにはホワイトのインデックスとアラビア数字が配されている。これに加え、黒くコーティングされ、スーパールミノバが塗布された針が組み合わされることで、夜間飛行時でも視認性が確保される。日付表示もダイアルの配色に合わせられており、全体の調和を損なわない設計だ。
機能と美意識を両立する外装仕様

ケースバックはチタン製でスクリュー固定され、トップガンのロゴがあしらわれたものだ。これは本モデルのルーツを静かに物語る。さらに、ホワイトのラバーストラップとチタン製ピンバックルが組み合わされており、スポーティーかつラグジュアリーな印象を添える。モノクロームなデザインが徹底されたモデルだ。
約120時間を誇る自社製ムーブメント
ムーブメントには、自社製のCal.32112を搭載。両方向巻き上げ式のラチェット式自動巻き機構により、約120時間という優れたパワーリザーブを実現する。振動数は毎時2万8800回で、センターセコンドのストップ機能、耐磁性を備えた軟鉄製インナーケース、気圧低下に対する耐性を備えた両面無反射コーティングのサファイアクリスタル風防も備える。
実用性と着用感を両立
ケース厚は11.4mmに抑えられており、堅牢性と日常使いの快適さを両立。防水性能は10気圧で、フライトのみならず、日常でも安心して着用できる仕様である。
“レイク・タホ”コレクションに新章を刻む3針モデル
パイロット・ウォッチ・オートマティック 41 トップガン“レイク・タホ”は、これまでクロノグラフとビッグ・パイロット・パーペチュアルカレンダーのみで構成されていたレイクタホ・コレクションに、新たなエレガントモデルとして加わった。IWCの定番コレクションに正式に仲間入りし、価格は127万2700円だ。