『クロノス日本版』9月号(Vol.126)が、2026年8月6日(木)に発売された。第一特集「クロノグラフ最前線2026」では、取り上げるべき新機構・新思想を持った新作クロノグラフウォッチをご紹介。「耐久性」「ユーティリティー」「見栄え」という3つの柱を軸に、クロノグラフの最前線を掘り下げていく。

Chronos 9月号(Vol.126)8月6日発売
第一特集 クロノグラフ最前線2026

1969年に自動巻きを併載したムーブメントが誕生して以降、常識を覆すような進化を遂げてこなかったと思われがちなクロノグラフ。しかし、腕時計の花形とも言える同機構を、地道に改良し続けてきたブランドは決して少なくない。
特に近年は、単に計測精度や複雑さを競うだけでなく、操作性の改善、表示方法の再構築、ムーブメントの薄型化、耐久性や信頼性の向上、さらには機構そのものを視覚的な魅力へと転化する試みが見られるようになった。また、LIGAによる成形技術で、細かな部品や弾性を持たせたパーツが製造できるようになったり、コンパクトにクロノグラフ機構をまとめられることからスイングピニオンが再評価を受けたりなど、新たな常識が芽生えつつある。
そこで今回は、特に取り上げるべき新機構・新思想を持った新作をまとめて紹介。「耐久性」「ユーティリティー」「見栄え」という3つの柱を軸に、クロノグラフの最前線を掘り下げていく。
第二特集 新・アイコニックピースの肖像③ ブルガリ オクト フィニッシモ

使える薄型時計というジャンルを打ち立てたブルガリの「オクト フィニッシモ」。その歩みは、ローンチからわずか10年強とは思えぬほどユニークだ。関係者がしばしば「サーガ」と呼ぶフィニッシモの歴史。確かにその壮大な歩みは、長編物語と呼ぶにふさわしい。
第三特集 復活を遂げるリバイバルブランド

近年、かつて諸事情により休眠していた時計ブランドが復活を遂げ、注目を集めている。ダニエル・ロートやユニバーサル・ジュネーブといった往年の名門を、業界の名手が最新技術と熱意でよみがえらせた好例は象徴的だ。また、ヴィンテージウォッチを知る時計愛好家の声を反映し、かつての名作の意匠をそのままに、現代へ送り出す動きも活発だ。多様な担い手を得て次の時代へと歩み始めた、「ブランド復活」の現在地を探る。
腕時計パラノイア列伝 第67回「近江時計学校と漏刻祭」

毎年、6月10日の「時の記念日」に、滋賀県大津市の近江神宮で執り行われる「漏刻祭」。その祭事に象徴されるように、近江神宮は“時”と深い縁を持つ。そして忘れてはならないのが、その境内に位置し、半世紀以上にわたって時計技師を育成してきた近江時計学校。時計業界において独自の地位を確立してきた、その存在感の源泉に迫る。
[別冊付録]ローマン・ゴティエの哲学

世界的にホットなジャンルとなったマイクロメゾン。立役者のひとりは、間違いなくローマン・ゴティエだ。エンジニアであり、工場経営者でもあり、MBAホルダーでもある彼は、かのフィリップ・デュフォーに時計作りを学び、自身の名を冠したマイクロメゾンを大きな成功に導いた。そんな彼が目指すのは、ジュウ渓谷の伝統を受け継いだ時計作り、である。

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