ブレモン「テラノヴァ ジャンピングアワー」に新作が追加。コレクションを拡充する35mmケースと新色ダイアル

FEATURE WatchTime
2026.11.04

英国の時計ブランドであるブレモンは、フィールドウォッチコレクション「テラノヴァ」から5つの新作を発表した。コンパクトな直径35mmケースを中心に、バーガンディーやピンクといった個性的なダイアルカラーや、フロステッド加工を施したケースを追加し、コレクションを拡充している。

Text by Johannes Beer, originally published by WatchTime.net
[2026年10月28日公開記事]


ブレモン「テラノヴァ ジャンピングアワー」に5つの新作が登場

 英国発の時計ブランドであるブレモンは、「テラノヴァ ジャンピングアワー」を5つのバリエーションで拡充した。中心となるのは、コレクション初となるケース径35mmのコンパクトなモデルだ。これにより、ケース径40.5mmモデルを中心とする既存モデルに、よりコンパクトでエレガントな選択肢を追加した。同時に、バーガンディーが新色としてコレクションに仲間入りした。

 2024年に発表されたテラノヴァは、クラシックなフィールドウォッチを現代的に再解釈したモデルである。クッション型のケースにフラットなシルエット、短いラグを特徴としている。本コレクションのデザイン源として、ブレモンは20世紀初頭のミリタリーポケットウォッチやトレンチウォッチを挙げている。

ブレモン「テラノヴァ 35mm ジャンピングアワー フロステッド」

ブレモン「テラノヴァ 35mm ジャンピングアワー フロステッド」
自動巻き(Cal.BC634AH)。29石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約56時間。SSケース(直径35mm、厚さ8.90mm)。3気圧防水。4500ポンド。

文字盤が覆われた「テラノヴァ 35mm ジャンピングアワー」と「テラノヴァ 35mm ジャンピングアワー フロステッド」

 新作5モデルのうち「テラノヴァ 35mm ジャンピングアワー」は、既存の38mmモデルと同じミニマルなデザインを特徴としている。904Lステンレススティール製のケースは直径35mm、厚さ8.9mmだ。この時計は文字盤のほとんどがヘアライン仕上げのステンレススティールで覆われている。12時位置の窓で時間を、6時位置の窓で分を表示し、ブランドのロゴが中央に配されている。時表示の窓はサファイアクリスタルによって保護され、分表示の窓もサファイアクリスタルの拡大レンズによって覆われている。904Lステンレススティール製ブレスレットを備えたモデルと、グレーのヌバックレザー製ストラップを備えたモデルが展開されている。

 世界限定150本の「テラノヴァ 35mm ジャンピングアワー フロステッド」は、共通したデザインを持ちながらより目を引くモデルだ。ケースと文字盤の表面には、霜が降りたようにきらきらと輝くフロステッド加工が施されている。本作のスペックはテラノヴァ 35mm ジャンピングアワーと同じである。

ブレモン「テラノヴァ 35mm ジャンピングアワー バーガンディー」

ブレモン「テラノヴァ 35mm ジャンピングアワー バーガンディー」
自動巻き(Cal.BC634AH)。29石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約56時間。SSケース(直径35mm、厚さ10.30mm)。10気圧防水。3500ポンド。

バーガンディー文字盤とピンク文字盤のモデルも追加

 一方、「テラノヴァ 35mm ジャンピングアワー バーガンディー」は、どちらかというとオーソドックスな文字盤デザインとなっている。サンレイ仕上げが施されたバーガンディーカラーの文字盤には、12時位置の時表示窓と6時位置の分表示窓、そしてセンターセコンドが組み合わされている。ドットと星型のアプライドインデックスが文字盤にアクセントを添えている。ポリッシュ仕上げとサテン仕上げが施された直径35mmのステンレススティール製ケースは、厚さ10.30mm、10気圧の防水性能を備える。

 ブレモンは同じカラーコンセプトを「テラノヴァ 40.5mm ジャンピングアワー バーガンディー」でも採用している。こちらはより大きな直径40.5mmのケースを持ち、時表示窓と分表示窓をいずれも9時位置に配置している。センターセコンドを持つ点とサテン仕上げのバーガンディー文字盤は35mmモデルと同じだ。40.5mmモデル、35mmモデルともに、ステンレススティール製ブレスレット仕様とバーガンディーカラーのレザーストラップ仕様が用意されている。

 カラーリングにおいてより個性的なのは、限定200本の「テラノヴァ 35mm ジャンピングアワー フロステッドピンク」だ。サンレイ仕上げが施されたピンクのラッカー文字盤には、星型のインデックスとダイヤモンドが交互に配置されている。フステンレススティール製のケースにはフロステッド加工が施され、ピンクの文字盤とインデックスのダイヤモンドを引き立てている。ストラップは文字盤に合わせたライトピンクのヌバックレザー製だ。

ブレモン「テラノヴァ 40.5mm ジャンピングアワー バーガンディー」

ブレモン「テラノヴァ 40.5mm ジャンピングアワー バーガンディー」
自動巻き(Cal.BC634AH)。29石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約56時間。SSケース(直径40.5mm、厚さ10.15mm)。10気圧防水。3500ポンド。

搭載ムーブメントはセリタと共同開発したCal.BC634

 5モデル共通の技術のベースとなるのは、ブレモンがセリタと共同で開発した自動巻きムーブメントのCal.BC634だ。その最大の特徴はジャンピングアワーである。時表示が切り替わる時、ディスクは1/10秒未満で瞬時に次の数字へとジャンプする。このムーブメントは2万8800振動/時で駆動し、約56時間のパワーリザーブを備えている。

 5つの新作モデルで、ブレモンはテラノヴァ ジャンピングアワーをテラノヴァの一風変わった派生モデルから独立したシリーズへと発展させた。なにより、直径35mmというケースサイズがそのキャラクターを大きく変えている。軍用フィールドウォッチに着想を得て誕生したテラノヴァだが、テラノヴァ ジャンピングアワーはクラシックなドレスウォッチに限りなく近いモデルだと言えるだろう。

テラノヴァ 35mm ジャンピングアワー バーガンディー

「テラノヴァ 35mm ジャンピングアワー バーガンディー」の裏側には、40.5mmモデル同様、世界地図と「TERRA NOVA」の文字が型押しされている。

ミリタリーウォッチから生まれたテラノヴァが見せる多様な進化

 本作は、ジャンピングアワーという機構自体がすでに十分ユニークであるため、注意を集めるのに大きなケースは必要ない。だからこそ、新しい35mmケースというサイズは非常に理にかなっているように思える。よりコンパクトなプロポーションがテラノヴァの持つツールウォッチ的な無骨さを和らげ、そのユニークな表示を一層際立たせている。とりわけ、文字盤のほとんどが隠されているモデルは、個性的な魅力にあふれている。また、ブレモンがバーガンディーやピンクの文字盤に加え、フロステッド加工が施されたケースといった試みを行なったことは、ミリタリーウォッチから生まれたテラノヴァが多様な進化の可能性を秘めていることを示している。



Contact info:ブレモン https://bremont.jp/


ブレモンが日本本格上陸! 2026年7月よりISHIDA表参道で取り扱いを開始

NEWS

世界限定150本のアミダ「デジトレンド OSII」。蓄光塗料をあしらったレトロフューチャーなデザイン

FEATURES

腕時計とロボット型スタンドが一体になった、MB&F「HM12 ザ・ガーディアン」

FEATURES