時計趣味がつないだ縁。パネライ「ルミノール マリーナ 1950」を街角取材

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2026.10.31

街角で時計ユーザーに、着用時計をインタビューする企画。その時まとっているモデルの購入理由や思い入れを語ってもらう。今回は、デニム生地のストラップへと付け替えたパネライ「ルミノール マリーナ 1950」を愛用する柴犬さんを取材。話を通して見えてきたのは、時計を起点につながる縁だ。

パネライ ルミノール マリーナ 1950

鶴岡智恵子(クロノス日本版):写真・文
Photographs & Text by Chieko Tsuruoka(Chronos-Japan)
[2026年10月31日公開記事]


10年近く前から欲しかった腕時計

 カシオ計算機の「サ時計(サウナー専用腕時計)」やバルチック「MR」、ハミルトン「カーキ フィールド マーフ」等、国内外問わず、多彩なブランドの腕時計を所有している40代会社員の柴犬さん。無類の時計好きであることは、これらのコレクションを着用して楽しむSNS投稿からも伝わってくる。

 そんな柴犬さんが今回着用していたのは、パネライ「ルミノール マリーナ 1950」Ref.PAM01312だ。

パネライ「ルミノール マリーナ」

パネライ「ルミノール マリーナ 1950」Ref.PAM01312
自動巻き(Cal.P.9010)。31石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約72時間。SSケース(直径44mm、厚さ15.6mm)。300m防水。生産終了。

「10年近く前から、欲しいと思っていた腕時計でした。ただ、お小遣いの範囲では買える金額ではないという思いも持っており、実際に購入することはありませんでした」

 ではなぜ、柴犬さんは今、10年越しにこの腕時計を着けているのか?

「時計趣味がきっかけでSNS上で交流するようになった友人がこのモデルを所有していたのですが、手放すというんです。なら、『いっちゃえ!』って(笑)」

 そう笑いながら見せてくれた手元のパネライは、デニム生地のストラップに付け替えられていることも印象的であった。

「この腕時計の購入に踏み切った理由はもうひとつあって、松下庵さんのストラップをパネライに付けたかったんですよね」

 松下庵は東京・浅草に工房兼ショップを構えるストラップ専門店だ。革職人である代表の松下隆氏がパネライ愛好家であることも関係して、パネライに合う高級ストラップを多数展開しており、柴犬さんもそんな松下庵の作品のうち、「ロイヤルデニム」に付け替えていた。

パネライ ルミノール マリーナ 1950

いかにもツールウォッチ然としたパネライに、爽やかなブルーのデニムが組み合わされることで、ほどよく洗練された印象となっている。

 このように、時計趣味のつながりによってずっと欲しかった腕時計を手にした柴犬さん。もっとも、こういった趣味のご縁は、パネライだけにとどまらない。

「実は、もうひとつ時計趣味のつながりで購入することになった1本があるんです。モーリス・ラクロアの『アイコン マニュアル クラブジャパンエディション』です。別の腕時計を見るために表参道のH°M'S" WatchStoreに行った時、中澤さんがたまたまいて、ローンチ翌日だったのですが、実機を見せてもらい、買おうと決めました」

 モーリス・ラクロアのアイコン マニュアル クラブジャパンエディションは、同ブランドの公式ウォッチクラブである、モーリス・ラクロア クラブ ジャパン創設者の中澤浩司氏の意見やアイデアが取り入れられた特別モデルだ。柴犬さんが購入したのは2024年11月発表モデルで、ノンデイト、手巻き式と、自身も時計愛好家である中澤氏らしい通好みの仕様を特徴とする。

モーリス・ラクロア「アイコン マニュアル クラブジャパンエディション」Ref.AI7007-SS00E-430-C
手巻き(Cal.ML145)。18石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。SSケース(直径39mm、厚さ10mm)。100m防水。世界限定500本。完売。

 時計店でたまたま中澤氏と会ったことがつなげた縁は、腕時計の入手だけにとどまらない。この購入を機に、モーリス・ラクロアがサポートしていたTSUKUBA ALBORADA WOMEN(旧MAURICE LACROIX 3x3)が、試合に実際に赴くほど、応援したいチームとなったのだ。

「MAURICE LACROIX 3x3(当時)は、茨城県つくば市を拠点に活動する、日本人の女子3×3バスケットボールチームです。選手たちは気さくで、モーリス・ラクロアを着けてリストショットを撮ったこともありました。今はブランドのサポートは終了していますが、これからも試合に行って、応援し続けたいですね」

 時計を起点に、さまざまな縁をつなげていけるのは、それだけ柴犬さんが時計そのものはもちろん、時計を通した交流を存分に楽しんでいるからにほかならない。彼は今後も、そんな楽しく、素晴らしい時間を、時計とともに過ごしていくだろう。

柴犬さんに提供してもらった、TSUKUBA ALBORADA WOMENの選手と柴犬さんのリストショット。
参考:https://x.com/FyP6FSocquKDyXC


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