Q:初めて買う機械式時計、おすすめは何?

A:世間には多くの時計が売られています。時計好きが好むのは複雑な時計だったり、凝った手巻き式だったりしますが、まず買って損がないのは、自動巻きを載せたシンプルな機械式時計です。
加えて、パワーリザーブが60時間以上あり(理想的には金曜の夜から月曜の朝まで時計をはずしていても止まらずに安定した動力を保つことができる72時間以上が望ましいが)、日付表示が付いていれば、実用性はより高いでしょう。
さらにケースが薄ければさまざまなシチュエーションで使えます。なお、時計を選ぶ際は、メンテナンス費用もチェックすること。
いわゆる自社製ムーブメントを載せた機械式時計は大変魅力的ですが、汎用のETA製やセリタ製ムーブメントなどを載せた時計に比べて、メンテナンス費用が高かったり、修理期間が長くなったりする場合があります。
ETA製やセリタ製ムーブメント入りの機械式時計を低く見る向きがありますが、メンテナンスコストを考えると、大変に優れた選択肢だと言えるでしょう。

ハミルトン「ジャズマスター ビューマチック オート」
シンプルなデイト付き自動巻き時計は定番の構成と言えるため、選択肢は豊富だ。しかし、汎用のムーブメントでロングパワーリザーブとなるとその数は一気に絞られる。写真のハミルトン「ジャズマスター ビューマチック オート」はETA2824-2の振動数を落とすことで約80時間のロングパワーリザーブを実現したCal.H-10を搭載し、ケース厚も10.4mmと本文中に挙げられた条件をそろえた1本。価格も10万円を切るため、最初の機械式時計として適切な選択だろう。自動巻き(Cal.H−10)。25石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約80時間。SS(直径44mm、厚さ10.4mm)。10気圧防水。8万6000円(税別)。㉄ハミルトン/スウォチ グループ ジャパン℡03-6254-7371
シンプルなデイト付き自動巻き時計は定番の構成と言えるため、選択肢は豊富だ。しかし、汎用のムーブメントでロングパワーリザーブとなるとその数は一気に絞られる。写真のハミルトン「ジャズマスター ビューマチック オート」はETA2824-2の振動数を落とすことで約80時間のロングパワーリザーブを実現したCal.H-10を搭載し、ケース厚も10.4mmと本文中に挙げられた条件をそろえた1本。価格も10万円を切るため、最初の機械式時計として適切な選択だろう。自動巻き(Cal.H−10)。25石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約80時間。SS(直径44mm、厚さ10.4mm)。10気圧防水。8万6000円(税別)。㉄ハミルトン/スウォチ グループ ジャパン℡03-6254-7371