初めてドレスウォッチを選ぶなら。特徴とおすすめの厳選6ブランド

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2021.04.17

ドレスウォッチを購入するなら、シーンに合った高級腕時計を選ぶことが重要だ。あまりにもチープな時計では、上品な装いにそぐわない場合もあるからだ。スイス、ドイツ、そして国産時計から、ドレスウォッチに相応しい6ブランドを紹介しよう。

パトリモニー・マニュアルワインディング


ドレスウォッチについて知ろう

「ドレスウォッチ」は、大人の嗜みとして1本は持っておきたいアイテムだ。シーンによって適切な腕時計は異なり、機会によってはドレスウォッチがドレスコードの一部となることもある。

ドレスウォッチのおすすめブランドを見る前に、まずはドレスウォッチの特徴を解説しよう。

フォーマルシーンで活躍する時計

スポーツシーンやビジネスシーンではなく、冠婚葬祭などのフォーマルな場で装着することを想定して設計された時計を「ドレスウォッチ」と呼ぶ。

上質なスーツやタキシード、あるいは喪服にも似合い、晴れやかなパーティーや慎ましやかな会合に出席する際に身に着けたいアイテムだ。

2針もしくは3針で薄型

ドレスウォッチのデザインコードは2針あるいは3針、そしてなにより「レザーストラップ」を用いている点だ。

どれほど高級な腕時計であっても、金属製のブレスレットを組み合わせてしまうとドレスウォッチとはいえない。

ブランドによってさまざまなデザイン思想のもとにドレスウォッチを設計しているが、基本的には複雑機構を搭載しておらず、薄型かつ軽量なモデルが大半だ。

また、晴れの舞台に着用するドレスウォッチであれば、ゴールドケースやプラチナケースにパヴェダイヤモンドをセットしたモデルを選ぶのもいいだろう。


ドレスウォッチにはこんな利点も

ドレスウォッチか否かを簡単に判断する基準は、レザーストラップを用いているか否かだ。

古典的なドレスウォッチを求めるなら2針や3針となるが、極端に華美にならなければ複雑機構搭載モデルでも構わない。ここでは、ドレスウォッチの利点に触れておこう。

メンテナンス費が抑えられる

基本的に複雑機構を搭載しないドレスウォッチは、ムーブメントの部品の摩耗が少なく、メンテナンス費用が抑えやすい点もメリットとして挙げられる。

ドレスウォッチは装着するシーンが限定され、日常的にハードに使用しないため、衝撃や浸食による損傷を受けることは少ない。

安全に保管しておく期間が長いため、適切なケアを怠らなければメンテナンス費用は比較的安く抑えられるだろう。使用上、保存上の注意点については後述する。