オーデマ ピゲCODE 11.59の特徴とは。コンセプトや主なモデルを紹介

FEATUREその他
2020.08.20

主なモデル

CODE 11.59は、SIHH2019で計6モデル、2020年には10モデルが発表されている。代表的なモデルとそれぞれの特徴を紹介しよう。

CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ オートマティック

CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ オートマティック

サンバーストスモークラッカー仕上げの2020年モデル。ブランドロゴは、ガルバニック加工ののちポリッシュで仕上げられている。八角形のミドルケースは18KPG製で、オーデマ ピゲでは珍しいバイカラーケースだ。自動巻き(Cal.4302)。32石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。18KWG×18KPG(直径41mm、厚さ10.7mm)。30m防水。280万円。

2020年には、新たに5つのオートマティックモデルがラインナップされた。

初代機は単色のラッカーダイアルであったが、こちらはサンバースト模様のスモークラッカー仕上げ。ダブルカーブの風防との相乗効果で、見る角度によって豊かな表情の変化を見せる。

ダイアルカラーはグレーのほか、ブルー、バーガンディ、パープル、スモークグレーが用意される。

CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ

CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ

インデックス、針、ブランドロゴとミドルケースに18KPGを採用したクロノグラフ。厚さ12.6mmながら、人間工学に基づいた設計により、優れた装着感を誇る。ケースバックはトランスパレント仕様。自動巻き(Cal.4401)。40石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。18KWG×18KPG(直径41mm、厚さ12.6mm)。30m防水。445万円。

クロノグラフに搭載されるのは、新開発した自動巻きムーブメントCal.4401。クロノグラフを停止・リセットせずに再スタートさせられるフライバック機能のほか、ゼロリセットメカニズムにより、時刻合わせの際に6時位置のスモールセコンド針をゼロにリセットできるため、時刻を秒単位で合わせることが可能である。

2019年モデルは18KPGと18KWGケースにそれぞれブルーとブラックダイアルの計4種だったが、2020年はオートマティックモデル同様に、5色が追加された。

CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ パーペチュアルカレンダー

CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ パーペチュアルカレンダー

薄型自動巻きムーブメントに永久カレンダーモジュールを重ねたCal.5134を搭載。サブダイアルとムーンフェイズ表示をシンメトリーに配置する、オーデマ ピゲおなじみのスタイルを踏襲。センター針は52週のウィークリーカレンダー。自動巻き(Cal.5134)。38石。1万9800振動/時。パワーリザーブ約40時間。18KPG(直径41mm、厚さ10.9mm)。20m防水。775万円。

CODE 11.59のディテール豊かなケースは、超複雑系ムーブメントのプラットフォームとしても適している。オーデマ ピゲが得意とする永久カレンダーモデルには、Cal.5134を搭載した。

ダイアルには星空のように光り輝くブルーアベンチュリンガラスを使用し、全体的にエレガントなデザインとなっている。ムーンフェイズの月もリアルで美しい。宇宙を連想させるような、ロマンティックな1本だ。

CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ トゥールビヨン オープンワーク

CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ トゥールビヨン オープンワーク

「CODE 11.59」シリーズ唯一のオープンワークモデル。特徴は幾何学的なブリッジのみにあらず。ケースの薄さと約80時間のパワーリザーブを両立している点にも老舗の技術力が宿っている。手巻き(Cal.2948)。19石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約80時間。18KPG(直径41mm、厚さ10.7mm)。30m防水。時価。

約80時間ものパワーリザーブを誇るCal.2948を搭載した、オープンワークモデル。ダークコーティングされたシンメトリーなムーブメントブリッジに、18KPGの針とケースとが映える。

ムーブメントの入り角は手作業でポリッシングされるなど、細やかな仕上げによって重層的な構造の魅力がより引き立っている。

CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ ミニッツリピーター スーパーソヌリ

CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ ミニッツリピーター・スーパーソヌリ

オーデマ ピゲが得意とするミニッツリピーター機構を搭載したモデル。「ソヌリ」とは、フランス語で時鐘を意味する。深みのあるスモークブルーダイアルには、スモールセコンドが配されている。自動巻き(Cal.2953)。32石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約72時間。18KWG(直径41mm、厚さ13.5mm)。20m防水。時価。

オーデマ ピゲのスーパーソヌリとは複雑機構のひとつであるミニッツリピーター機構を指し、9時側のケースサイドに配されたレバーをスライドさせることで、ケース内部の音響盤に固定されたゴングをハンマーでたたいて増幅された打鐘音で時刻を知らせる、オーデマ ピゲ独自のストライキング機構だ。

スーパーソヌリ自体は2016年から商品化されているが、このモデルでは音響盤と裏蓋の間に空間を作ることで、音量を増幅させる設計が採用されている。

ホワイトゴールド製のケースには重厚感があり、スモークブルーエナメル製のダイアルも全体に落ち着きを与えている。

CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ フライング トゥールビヨン

CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ フライング トゥールビヨン

ブルーダイアルに、フライングトゥールビヨンを配置。新開発されたフルローター式の自動巻きムーブメントCal.2950を搭載する。トランスパレントケースなので、裏側からもムーブメントを覗くことができる。自動巻き(Cal.2950)。27石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約65時間。18KWG(直径41mm、厚さ11.8mm)。30m防水。時価。

新規開発された自動巻きムーブメントCal.2950を搭載するフライングトゥールビヨン。深みのあるスモークブルーダイアルが印象的だ。このほか、ブラックエナメルダイアル×18KPGケースも展開する。

CEO フランソワ-アンリ・ベナミアスの「CODE 11.59はキャンバスだ」という言葉通り、豊かなクリエイティブを受け止める懐の深さが感じられる。


ブランドの未来を担うCODE 11.59

「ロイヤル オーク」の誕生から47年ぶりに発表されたオーデマ ピゲの新シリーズ「CODE 11.59」は、伝統を継承しつつ随所に革新性が光るコレクションだ。

これまでの代表モデルであるロイヤル オークやロイヤル オーク オフショアとともに、オーデマ ピゲを牽引する存在となるだろう。


川部憲 Text by Ken Kawabe

Contact info: オーデマ ピゲ ジャパン ☎03-6830-0000


オーデマ ピゲ 2020年の新作紹介

https://www.webchronos.net/features/47009/
CODE 11.59 by AUDEMARS PIGUET 完全解析

https://www.webchronos.net/features/32272/
「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」に5色の鮮やかなラッカーダイヤル追加

https://www.webchronos.net/news/49315/