【結果発表】読者の選ぶ時計ランキング“自社製ムーブメント編”

FEATURE読者ランキング
2020.06.06

『クロノス日本版』の定番企画に連動して始まった、読者の選ぶ「Chronos Top10 Watches Rankings」。仕組みは至ってシンプル。『クロノス日本版』のランキングでベスト10にランクインした時計の中から、webChronos読者のみなさんにNo.1時計を投票していただくというものです。今回は「自社製ムーブメント編」というお題で5月22〜31日の10日間の投票結果を集計しました。

※本誌版「Chronos Top10 Watches Rankings」の転載記事は下記から

クロノス日本版87号「インハウスムーブメント最前線 ランキング8」

https://www.webchronos.net/ranking/41082/


注目の結果発表!

⤵︎第4位
ロレックス「32系キャリバー搭載モデル 全般」

オイスター パーペチュアル デイトジャスト 41

本誌ランキングでの順位:2位
ロレックス「オイスター パーペチュアル デイトジャスト 41」
定番の31系をベースに、全面改良を加えた新世代機。既存モデルの信頼性はそのままにパワーリザーブが大幅に延長されたほか、精度もより改善されている。自動巻き(Cal.3235)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。SS×18KYG(直径41mm)。100m防水。127万1000円(税込)。(問)日本ロレックス Tel.03-3216-5671

[読者の投票理由]
・満を持して登場させた新型を、サイズさえ合えば分け隔てなく新作に搭載してゆく同社の姿勢。
・正確であること。機械式時計の正確性は1日当たりの「日差」を見るが、ロレックスのそれは月単位で見ても大幅なズレは無いため。また、堅牢性、信頼性が高いこと。
・精度・耐久性・操作性(リューズの感触、針の動き、遊びなど)の高さ。

⤴︎第3位
グランドセイコー「9S6系ムーブメント搭載機 全般」

エレガンスコレクション SBGK007

本誌ランキングでの順位:5位
グランドセイコー「エレガンスコレクション SBGK007」
9S5系の後継機として誕生した9S6系。パワーリザーブが伸びたほか、耐磁性も改善され、自動巻きの巻上げ効率も高まっている。これは自動巻きを外した手巻き版である。手巻き(Cal.9S63)。33石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約72時間。SS(直径39mm)。10気圧防水。75万円(税抜)。(問)グランドセイコー専用ダイヤル Tel.0120-302-617

[読者の投票理由]
・クロノメーター基準を超えるセイコー独自基準による精緻性及び実用性。
・日本製ムーブメントとして独自の歴史を持ち、日本製腕時計の象徴であるため。
・仕上げはいまいちだが、日本が誇る実用最高峰。

⤴︎第2位
ゼニス「デファイ インベンター」

デファイ インベンター

本誌ランキングでの順位:8位
ゼニス「デファイ インベンター」
ヒゲゼンマイ、テンワ、緩急針、ヒゲ持ち、アンクルに相当する部品をすべて一体にした「ゼニスオシレーター」を搭載したモデル。「ホイヘンス以来の発明」がもたらした超高振動により、携帯精度は極めて良い。自動巻き(Cal.9100)。18石。12万9600振動/時。パワーリザーブ約50時間。Ti×アエロナイト(直径44mm)。10気圧防水。204万円(税抜)。(問)ゼニス ブティック銀座 Tel.03-3575-5861

[読者の投票理由]
・革新と言えるだけのトンデモ兵器。
・単純な技術の延長ではない印象のため。
・かつてのクォーツムーブメントのように未来につながる技術を感じさせる。ただし、かつてのクォーツムーブメントのように技術も含み普及帯価格で頒布できなければ意味がない。