一流のセレブたちは一体どんな腕時計を選ぶのか? 世界のセレブたちのワンシーンを切り取り紹介する連載コラム「セレブウォッチ・ハンティング」。今回はプロゴルファー、松山英樹の腕時計を紹介しよう!
松山英樹
2021年4月8日から4月11日にアメリカで行われた海外メジャー大会「マスターズ・トーナメント」で日本男子ゴルフ初の制覇を成し遂げた松山英樹。1992年2月25日、愛媛県松山市出身、現在29歳のプロゴルファーだ。2011年に日本人最年少でマスターズ出場権を獲得して以来、10年越しの夢を実現した松山は、実はロレックスが初めてスポンサー契約を結んだ日本人スポーツ選手でもある。
男子ゴルフの世界選手権シリーズ・HSBCチャンピオンズ(中国・上海)で、松山英樹選手が初優勝を飾りました。同シリーズの個人戦優勝は日本勢初。米ツアーでは2季連続の3勝目となりました。https://t.co/IZ4KjNmdcS #ゴルフ pic.twitter.com/rVjYH0860U
— 日本オリンピック委員会(JOC) (@Japan_Olympic) October 30, 2016
往年の「ゴルフの王様」こと名プレイヤーの故アーノルド・パーマーと1967年にスポンサー契約を結んだことに始まり、タイガーウッズなど数々のエリート選手とのスポンサー契約や、大会の運営支援などを通してゴルフ界を盛り上げてきたロレックス。松山へのスポンサードは、2016年10月にHSBCチャンピオンズで松山が日本人として初めて世界選手権シリーズを制した時から始まった。この時に松山が身に着けていたロレックスの腕時計が「オイスター パーペチュアル サブマリーナー デイト」のブルーダイアル、そしてステンレススティールと18Kイエローゴールドのロレゾール(コンビ)仕様のモデルである。
メジャー大会は、これまで日本を代表するゴルファーが何十年も挑み続け、そのたびに跳ね返されてきたゴルフ界の最高峰だ。松山自身も2018年以降、今大会まで優勝争いから離れていたため一部で「スランプ」と囁かれ、苦しい時期を過ごしていた。しかし実際に松山の2014年以降のPGAツアー成績を見るとコンスタントにトップ10入りを果たし、年間ランキングでは7年連続で30位位内をキープしてきた。松山の地道な努力と、松山の才能を信じ続けたロレックスの期待が実り、優勝した最高の舞台で松山の手首には再びロレックス「オイスター パーペチュアル サブマリーナー デイト」が装着された。
ロレックス「オイスター パーペチュアル サブマリーナー デイト」
松山が着用するロレックスのサブマリーナー。1953年の誕生以来、不動の人気を誇るロレックスのアイコンモデルだ。松山が着用する「オイスター パーペチュアル サブマリーナー デイト」の現行モデルは、2020年にムーブメントが3100系から3200系に置き換えられた際に大きくアップデートされている。「世代交替が進む最新ムーブメント事情」によると、キャリバー3235でロレックスが新規に取得した特許は14項目にものぼり、3200系と3100系とのパーツ共有率は10%にも満たなかった。パワーリザーブに関しては約48時間から約70時間にまで延長されるほどの変更が加えられながら、外見の違いは一瞥でほぼ分からないレベルに仕上げられた。徹底的に検討された変更しか加えられないため、その存在感はいつの時代も大きくは変わらない。ギズベルト・L・ブルーナー氏が(10m先でも時計を判別できたことから)「10mのルール」と名付けたこの方針を頑ななまでに貫く気質が、ロレックスの魅力のひとつでもある。長期的視野に関してロレックスは業界随一だ。
このたびの松山の偉業と日本男子ゴルフ界初の悲願達成を祝い、ロレックスは公式サイトに次のようなコメントを掲げた。「日本人選手初となるマスターズ制覇を果たした松山英樹に、心からの祝福を。この偉業は、日本のファンに歓喜をもたらし、世界中のゴルフ愛好家の称賛を引き起こす」。
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