2021年 ロンジンの新作時計まとめ

FEATURE2021年新作時計
2021.12.06

ロンジン アヴィゲーション ビッグアイ

ロンジン アヴィゲーション ビッグアイ

ロンジン「ロンジン アヴィゲーション ビッグアイ」
自動巻き(Cal.L688)。27石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約66時間。Ti(直径41mm)。30m防水。44万5500円(税込み)。

「ロンジン アヴィゲーション ビッグアイ」に、チタン製ケースと陰影のあるグラデーションが印象的なペトロールブルーのダイアルを持つ新作が追加された。アヴィゲーション ビッグアイは、1930年代のパイロット向けクロノグラフからインスピレーションを受けたモデルだ。オリジナルモデルの特徴である、他のインダイアルより大きな30分積算計がモデル名の由来である。今作の特徴は、ケースをチタンで製作したことで、直径41mmでありがながら軽量に仕立てられており、着用感の向上に貢献している。ダイアルは中心に向かって明度を増すペトロールブルーのグラデーションを採用しており、アイボリーカラーのスーパールミノバ®が塗布されたペンシル針とアラビアインデックス、およびナチュラルブラウンのレザーストラップによって、ヴィンテージの雰囲気を上手く表現している。搭載するのは自動巻きのクロノグラフムーブメントのCal.L688で、クロノグラフの制御にコラムホイールを備え、シリコンヒゲゼンマイを採用する。今作は5年間の保証が付帯するため長期間の愛用にも安心なモデルとなっている。

ロンジン アヴィゲーション ビッグアイ




ロンジン レジェンドダイバー

ロンジン レジェンドダイバー

ロンジン「ロンジン レジェンドダイバー」
自動巻き(Cal.L888.5)。21石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約64時間。SS(直径42mm)。300m防水。31万4600円(税込み)。

 ロンジンの復刻モデルの中で、高い人気を誇る「レジェンドダイバー」に新たなふたつのカラーバリエーションが追加された。ひとつ目は、深い海から水面を見上げたようなブルーのグラデーションを施したモデルである。アイボリーで示されたインデックスおよびインナースケールとダイアルのコントラストが高く、視認性に優れる点は従来モデルを引き継いでいる。また、ファブリックのような型押しがされたネイビーブルーのレザーストラップを備え、トータルコーディネートがなされている。ふたつ目は、アンティークの家具を思わせるブラウンのグラデーションを施したモデルである。こちらも、アイボリーで示されたインデックスや針によって高い視認性を確保している。ブラウンモデルは、ヴィンテージの雰囲気を持つレザーストラップが合わせられ、時計全体の雰囲気を高めるのに一役買っている。従来モデル通り防水性能は300mと高く、そこにシリコン製ヒゲゼンマイを採用する自動巻きムーブメントCal.L888.5を搭載する。現代的なスペックを備える上、5年間の保証が付帯するため長期間の愛用にも安心なモデルとなっている。

ロンジン レジェンドダイバー




ロンジン シルバー アロー

ロンジン シルバー アロー

ロンジン「ロンジン シルバー アロー」
自動巻き(Cal.L888.5)。21石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約72時間。SS(直径38.5mm)。30m防水。

 ロンジンは1950年代の代表的なモデルである「シルバー アロー」を復刻し、ラインナップに追加した。2009年にも同モデルを復刻した例があったが、今作はよりオリジナルモデルのデザインを忠実に製作している。モデル名の由来は当時のモータースポーツを席巻していた名門自動車メーカーのレーシングカーであり、ケースバックには当時の最先端であった超音速機が描かれていた。これらは当時の最先端技術の代名詞であり、ロンジンの先進性を表すものとして選ばれたものであった。ダイアルは、ミニマルなシルバーのオパーリンダイアルで、オリジナル同様にストライプ型インデックスと剣型針を備える。今作はモデル名やルックスをオリジナルモデルから模倣するだけではなく、シリコンヒゲゼンマイを採用し、精度と耐磁性が強化された自動巻きムーブメントのCal.L888.5を搭載して、現代に求められる性能を備えている。ケース径は38.5mmと、現代基準ではコンパクトなサイズに収めることでヴィンテージの雰囲気を表現しつつ、広く受け入れられやすいサイズ感に収められている。今作には5年間の保証が付帯するため、長期間の愛用にも安心だ。

ロンジン シルバー アロー