オーデマ ピゲ ロイヤル オーク オープンワークの系譜。注目すべきモデル4選

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2021.12.16

ロイヤル オーク オープンワークモデルの系譜

オープンワーク仕様のロイヤル オークには、主に4種類のモデルが存在する。それぞれの特徴や魅力を見ておこう。

1996年発表 ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー Ref.25829

ロイヤル オーク スケルトン パーペチュアルカレンダー

ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー
自動巻き(Cal.2120/2802)。38石。1万9800振動/時。パワーリザーブ約40時間。18KPG(直径39mm)。20m防水。生産終了。

Ref.25829は複雑機構であるパーペチュアルカレンダーを搭載し、オープンワークのダイアルとムーブメントから、精緻な動作美を楽しめる。

文字盤は透明なサファイアダイアルで、ホワイトのインジケーターとブラックゴールドの針が特徴だ。彫金の繊細さにも目を引かれることだろう。

ケースやブレスレットの素材には、ステンレススティールだけでなく、ピンクゴールドが採用されたモデルも存在する。

2010年発表 ロイヤル オーク オープンワーク Ref.15305 ST.OO.1220ST.01

ロイヤル オーク スケルトン

ロイヤル オーク オープンワーク
自動巻き(Cal.3129)。38石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約60時間。SS(直径39mm)。50m防水。生産終了。

Ref.15305 ST.OO.1220ST.01には、日本人時計師の浜口尚大氏がオーデマ ピゲに在籍していた際、開発に携わったCal.3129が搭載されている。

往復運動を規則正しく繰り返すテンプや精巧に重ね合わされた歯車の動き、ルビーやゴールドの色彩により、芸術作品を見ているような感覚に陥るだろう。

トランスパレントバック仕様となっているため、表と裏の両側から、機械式時計の面白さを味わえる。ムーブメント自体も、美しく仕上げられている。

2012年発表 ロイヤル オーク エクストラ シン オープンワーク Ref.15203 PT.OO.1240PT.01

ロイヤル オーク エクストラ シン スケルトン

ロイヤル オーク エクストラ シン オープンワーク
自動巻き(Cal.5122)。36石。1万9800振動/時。パワーリザーブ約40時間。プラチナ950(直径39mm)。50m防水。生産終了。

ロイヤル オークの誕生40周年にあたる、2012年に発表されたモデルがRef.15203 PT.OO.1240PT.01である。ケース素材にはプラチナ950が採用され、40本限定で販売されている。

ムーブメントには、パワーリザーブ約40時間を誇る、自社製のCal.5122を搭載した。Cal.2121のオープンワークバージョンである。

コンテンポラリーな装飾と、ガルバニックチャコールグレーペイントが特徴だ。ケースには反射防止加工サファイアガラスが使われており、50mの防水性能も備わっている。

2016年発表 ロイヤル オーク ダブル バランスホイール オープンワーク Ref.15407 ST.OO.1220ST.01

ロイヤル オーク ダブル バランスホイール オープンワーク

ロイヤル オーク ダブル バランスホイール オープンワーク
自動巻き(Cal.3132)。38石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約45時間。SS(直径41mm)。50m防水。770万円(税込み)。※2021年12月現在入手困難。

Ref.15407 ST.OO.1220ST.01はヒゲゼンマイとふたつのテンプを同軸上に重ね、精度と安定性の大幅な向上を実現させている。オーデマ ピゲが特許を取得した複雑な仕組みだ。

このメカニズムを際立たせるために、ダイアルには大胆なオープンワークが施された。ダブルバランスとオープンワークというふたつの特徴は、製品名にも使われている。

ステンレススティール以外に、18Kピンクゴールドをケース素材に採用したモデルも展開されている。


オープンワーク時計は機械式の真髄を味わえる

機械式時計の動作美を楽しめるオープンワーク時計は、昔から多くの人を魅了してきた時計だ。精巧に作られた数百ものパーツが、複雑に絡み合う様子を鑑賞できる。

ロイヤル オークのオープンワークモデルにも、オーデマ ピゲの技術の結晶が存分に詰め込まれている。オープンワーク時計を手に取り、複雑機構の真髄を腕元で味わってみよう。



Contact info: オーデマ ピゲ ジャパン Tel.03-6830-0000


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