2022年 カルティエの新作時計まとめ

FEATURE2022年新作時計
2022.03.31

パシャ ドゥ カルティエ

パシャ ドゥ カルティエ グレー アニメーション

© Cartier
カルティエ「パシャ ドゥ カルティエ」
自動巻き(Cal.1847 MC)。23石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。SS(直径41mm、厚さ9.55mm)。予価84万7000円(税込み)。

「パシャ ドゥ カルティエ」にグレーダイアルモデルが追加された。シックなデザインの3針モデルと、よりアクティブな印象のクロノグラフモデルの2種類がラインナップされる。いずれのモデルも、ブルーの針とリュウズまたはプッシュボタンにセットされたブルーのシンセティックスピネルがアクセントになっている。ダイアルには細かなギヨシェが刻まれ、インデックスにはスーパールミノバが塗布されている。現行の他の「パシャ」同様に、ストラップは簡単に脱着可能だ。

パシャ ドゥ カルティエ グレー アニメーション

© Cartier
カルティエ「パシャ ドゥ カルティエ」
自動巻き(Cal.1904-CH MC)。37石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約47時間。SS(直径41mm、厚さ11.97mm)。予価120万1200円(税込み)。




クッサン ドゥ カルティエ

クッサン ドゥ カルティエ

© Cartier
カルティエ「クッサン ドゥ カルティエ」
クォーツ。18KWG(縦39.3mm×31.9mm、厚さ13.6mm)。世界限定20本。予価891万円(税込み)。

 ラグジュアリーなクッションケースを持つ新たなコレクション「クッサン ドゥ カルティエ」が発表された。ダイヤモンドやカラーストーンが、らせん状にセットされたモデル7種と、カルティエのイノベーションラボから生み出された、ゴールドのリンクによってケース全体を包み込んだモデル2種がラインナップされる。前者は、らせん状に合わせて石の大きさにも変化がつけられている。

クッサン ドゥ カルティエ

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カルティエ「クッサン ドゥ カルティエ」
クォーツ。18KPG(縦30.44mm×33.78mm、厚さ7.08mm)。予価366万9600円(税込み)。

 ダイヤモンドは、トライアングルセッティングによって金属の留め具を極力排除しており、ダイヤモンドのピュアな輝きと躍動感を一層高めている。後者のモデルは、編み込まれたゴールドリンクが柔らかな肌ざわりを実現しており、変形しても素材の張力によって元の形に戻るようになっている。全体にダイヤモンドをセットしたモデルと、エメラルドやトルマリン、ツァボライト、サファイアをセットしたモデルが用意されている。

クッサン ドゥ カルティエ

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カルティエ「クッサン ドゥ カルティエ」
クォーツ。18KYG(縦30.44mm×33.78mm、厚さ7.08mm)。世界限定30本。予価706万2000円(税込み)。




メティエダール

ロンド ルイ カルティエ

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(左)カルティエ「ロンド ルイ カルティエ エクラ ドゥ パンテール」
手巻き(Cal.430 MC)。18石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約38時間。18KWG(直径42mm、厚さ8.53mm)。世界限定30本。予価930万6000円(税込み)。
(右)カルティエ「ロンド ルイ カルティエ フラグマンタシオン ドール」
手巻き(Cal.430 MC)。18石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約38時間。18KYG(直径42mm、厚さ8.53mm)。世界限定30本。予価1221万円(税込み)。

 工芸の手法を用いたカルティエの「メティエダール」に、新しく4種類のモデルが追加された。1種類は変形ケースが特徴の「クラッシュ」をベースとしており、残りの3種類はラウンド型の「ロンド」をベースとしている。いずれも動物をモチーフとしたデザインが取り入れられている。「クラッシュ」をベースとした「クラッシュ ティグレ」は、その有機的なフォルムを生かし、エナメルやエングレービング、ダイヤモンドを用いてアフリカの動物を表現している。角度によって、あるいは色のエナメルの濃淡によってさまざまな表情を見せる本作は、生命力と多様性にあふれる大自然を想起させる。
「ロンド」をベースとしたモデルは、「ロンド ルイ カルティエ ゼーブル エ ジラフ」「ロンド ルイ カルティエ フラグマンタシオン ドール」「ロンド ルイ カルティエ エクラ ドゥ パンテール」の3種類。それぞれ、マルケトリやエナメル、金箔細工を用いて、ゼブラ、パンテールの横顔、パンテールの正面をダイアル上に描いている。いずれも同社の職人による手作業で制作されており、「クラッシュ」は50本、「ロンド」は30本の限定販売となる。

ロンド ルイ カルティエ

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(左)カルティエ「ロンド ルイ カルティエ ゼーブル エ ジラフ」
手巻き(Cal.430 MC)。18石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約38時間。18KWG(直径36mm、厚さ9.14mm)。世界限定30本。予価1221万円(税込み)。
(右)カルティエ「クラッシュ ティグレ」
手巻き(Cal.1917 MC)。19石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約38時間。18KYG(縦43.68×横24.26mm、厚さ10.08mm)。世界限定50本。予価1239万6000円(税込み)。




パンテール ドゥ カルティエ

パンテール ドゥ カルティエ

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カルティエ「パンテール ドゥ カルティエ」
(左)クォーツ。18KYG(縦30mm×横22mm、厚さ6.05mm)。予価262万8800円(税込み)。(中左)クォーツ。18KPG(縦30mm×横22mm、厚さ6.05mm)。予価312万8400円(税込み)。(中右)クォーツ。SS(縦30mm×横22mm、厚さ6.05mm)。予価102万9600円(税込み)。(右)クォーツ。SS(縦30mm×横22mm、厚さ6.05mm)。予価50万5500円(税込み)。

 2017年に復活を果たした「パンテール ドゥ カルティエ」に、鮮やかなカラーリングのモデルが追加された。4種類のバリエーションが用意され、18KYGケースにゴールドカラーダイアルのモデル、ベゼルにダイヤモンドをセットしたステンレススティールケースにブルーダイアルのモデル、ステンレススティールケースにグレーダイアルのモデル、ベゼルにダイヤモンドをセットした18KPGケースにブラウンダイアルのモデルである。いずれもしなやかなブレスレットとクォーツムーブメントが採用されている。インデックスはなく、ジュエリーウォッチとしての華やかさが際立つ新作に仕上がっている。




カルティエ リーブル

リーブル

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カルティエ「カルティエ リーブル」
クォーツ。18KPG(縦99.96mm×横84.75mm、厚さ20.32mm)。予価2085万6000円(税込み)。

 1930年代に制作され、アメリカの女優であるグロリア・スワンソンが着用した水晶とダイヤモンドのブレスレットから着想を得た、新作の「カルティエ リーブル」。宝石や貴金属等をふんだんに用いたジュエリーウォッチに仕上がっている。本作はゴムのようなしなやかさを備えており、裏返すことでダイアルの隠し、ブレスレットとして使用することができる。全部で3種類、18KWGにダイヤモンドとブラックスピネルをセットしたもの、18KPGにダイヤモンド、グレームーンストーン、ブラックスピネルとレッドガーネットをセットしたもの、18KPGケースにダイヤモンド、サファイア、ブラックスピネル、クリソプレーズとレッドコーラルストーンをセットしたものが用意されている。いずれもクォーツムーブメントを搭載する。



Contact info: カルティエ カスタマー サービスセンター Tel.0120-301-757


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