【2022年新作時計ベスト5】豊富さと質の高さはコロナ禍前以上! 時計メディアGressive編集長の名畑政治はパテック フィリップを1位に選出

FEATUREその他
2022.12.19

腕時計のプロが2022年新作ベスト5を決める。パテック フィリップの「カラトラバ」やノルケイン「ワイルド ワン」、オメガの6000m防水ダイバーを選出したのは時計ライターにして、時計webメディアGressive編集長の名畑政治だ。名畑は新型コロナのパンデミック以前を凌駕する高品質な時計が多かったことを今年のポイントとして挙げた。

2022年新作時計 まとめ


1位:パテック フィリップ「カラトラバ 5226G」

シンプルさを継承しつつ、ラグをケースバックと一体化させてケース全周にギヨシェを施すことに成功。外周に向かい色が濃くなるブラックグラデーションのテクスチャード・ラック・アントラサイト文字盤も新鮮な雰囲気だ。

カラトラバ 5226G

パテック フィリップ「カラトラバ 5226G」
自動巻き(Cal.26-330 SC)。30石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約45時間。18KWGケース(直径40mm、厚さ8.53mm)。3気圧防水。451万円(税込み)。(問)パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター Tel.03-3255-8109


2位:ノルケイン「ワイルド ワン」NNQ3000QBK1A/B002

2022年9月にスイス・ツェルマットで発表会を敢行した話題作。ケースにノルケインがBIWI社と共同開発したカーボンファイバー主体の新素材「NORTEQ(ノルテック)」を用い、軽量かつ強靭。レーザーカットによる立体造形ダイアルも新鮮。

ワイルド ワン

ノルケイン「ワイルド ワン」
自動巻き(Cal.NN20/1)。28石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。ノルテック×ラバー製ケース(直径42mm、厚さ12.3mm)。200m防水。76万6700円(税込み)。(問)ノルケインジャパン Tel.03-6864-3876


3位:オメガ「シーマスター プラネットオーシャン ウルトラディープ」

6000mの圧倒的な防水性能を持つ超高性能ダイバーズ。マンタを思わせる形状のラグなどデザインも斬新。もちろん1万5000ガウスに耐える耐磁性と高精度を併せ持つマスター クロノメーター認定合格モデルであることも見逃せない。

シーマスター プラネットオーシャン ウルトラディープ

オメガ「シーマスター プラネットオーシャン ウルトラディープ」
自動巻き(Cal.8912)。39石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約60時間。Tiケース(直径45.5mm、厚さ18.12mm)。6000m防水。157万3000円(税込み)。(問)オメガお客様センター Tel.03-5952-4400


4位:ロンジン「ロンジン ウルトラ-クロン」

1968年に発表された3万6000振動/時のハイビートムーブメントの名機に触発され生まれたモデル。その高精度はC.O.S.C.公認クロノメーターを超える独立試験機関TIMELABの「ウルトラクロノメーター」認定を受けたことでも証明された。

ロンジン ウルトラ-クロン

ロンジン「ロンジン ウルトラ-クロン」
自動巻き(Cal.L836.6)。25石。3万6000振動/時。パワーリザーブ約52時間。SSケース(直径43mm、厚さ13.6mm)。30気圧防水。47万5200円(税込み)。スペシャルボックス入りは51万1500円(税込み)。(問)ロンジン Tel.03-6254-7350


5位:ポルシェ・デザイン「クロノグラフ 1–1972 リミテッド・エディション」

ポルシェ・デザイン創立の1972年に発表された自動巻きクロノグラフの名機の復刻版。だが単なる復刻ではなく、ケースはブラックコーティングされたチタンに、ムーブメントはC.O.S.C.公認クロノメーターの独自キャリバーに進化している。

クロノグラフ 1–1972 リミテッド・エディション

ポルシェ・デザイン「クロノグラフ 1–1972 リミテッド・エディション」
自動巻き(Cal.Porsche Design WERK 01.140 COSC)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約48時間。Ti(直径40.8mm、厚さ14.15mm)。10気圧防水。世界限定500本。108万9000円(税込み)。(問)ドイツ時計 Tel.03-6277-4139