認定中古ロレックスには稀少なメテオライトダイアルのデイトナも! ジュネーブの名門時計店「ブヘラ」担当マネージャーが語る

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2023.04.18

世界、そして日本での展開は?

 現在、ブヘラにおいて、CPOロレックスを販売しているのは、店舗のあるスイス、オーストリア、ドイツ、フランス、デンマーク、イギリスの6カ国。今後、さらにアメリカへの展開も予定されている。

「アメリカにはブヘラグループの時計店(注:2018年に買収したTourneau, LLC)もありますので、今後はそちらでもCPOロレックスの取り扱いを始めることになるでしょう」


ブヘラのような「知識と経験とノウハウ」をどうする?

 ブヘラがロレックスのCPOロレックス・プログラムの最初のパートナーになったのは、1888年創業と1904年創業のロレックスより長い歴史を持ち、世界のどんな時計店よりもロレックスと厚い信頼関係を築き、ロレックスの製品に関する知識とノウハウを持っているからにほかならない。

「私たちブヘラにはロレックスに関して、充分な知識と経験とノウハウがあります」とフォア氏は語る。

CPOロレックス・プログラムを展開するジュネーブのブヘラ ブティック5階から見下ろしたジュネーブの光景。ジュネーブの旧市街、ローヌ通りに面するブヘラ ブティックからは、レマン湖とそこから左側へ流れ出るローヌ川の向こう側に新市街が見える。

 ヨーロッパでは間もなく、ブヘラ以外のロレックスの正規販売代理店でもCPOロレックスの取り扱いが始まると思われる。だが、ロレックスに関する知識と経験とノウハウで抜きんでているブヘラは、今後もCPOロレックス・プログラムのリーダーとして世界の時計業界をリードすることになるだろう。

 日本では、公式に「CPOロレックス・プログラムを始める」つまりCPOロレックスの取り扱いを宣言している正規販売代理店はまだない。だが、CPOロレックス・プログラムの展開に絶対に不可欠なのは、この知識と経験とノウハウである。二次流通するロレックスを適切に査定し、適切に修理・再整備し、適正なプライスを付けて再び流通させるための。今回の取材で分かったのはそのことだ。

 日本は世界の中でもロレックス・ブームが最も過熱している国のひとつであり、ロレックス本社は日本にぜひこのプログラムを導入したいと考えているはず。だが日本導入の最大の障壁は、この「知識と経験とノウハウ」を持つ人材が少ないことだろう。

 この問題が解決されない限り、CPOロレックスの購入は、このジュネーブのブヘラ・ブティックを筆頭に、海外で行うしかなさそうだ。


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