オーデマ ピゲより、新作「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ フライング トゥールビヨン」が発表された。本作は、薄型自動巻きフライングトゥールビヨンムーブメントを搭載したモデルであり、直径38mm、厚さ9.6mmのコンパクトなサイズを実現している。
ミニマルなデザインに、ブリリアントカットダイヤモンドが輝きを添える
オーデマ ピゲより、新作「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ フライング トゥールビヨン」が発表された。本作は、同社が38mmケースに対して初めて自動巻きフライングトゥールビヨンムーブメントを搭載したモデルである。
ダイアルには、ケースに調和したサンドゴールドカラーのPVD加工が施され、外側に向かって同心円状に広がる波紋のようなエンボスパターンが与えられている。このパターンは、スイスのギヨシェ職人であるヤン・フォン・ケーネルと共同で製作されたものだ。6時位置には開口部が設けられ、ダイアルと高さを揃えたフライングトゥールビヨンが配されている。

ワントーンのシンプルなデザインに、ブリリアントカットダイヤモンドが輝きを添える。6時位置には、浮遊しているかのように見えるフライングトゥールビヨンが配されている。自動巻き(Cal.2968)。33石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約50時間。18Kサンドゴールドケース(直径38mm、厚さ9.6mm)。3気圧防水。要価格問い合わせ。
ケースは、金や銅、パラジウムを用いた合金である18Kサンドゴールド製。柔らかな印象の色合いは、光の当たり具合によってホワイトゴールドのようにもピンクゴールドのようにも見える。
ケースへの装飾性の高さも本作の魅力だ。ヘアラインとポリッシュとの磨き分けやラグを中空とした構造が立体感をもたらし、ミドルケースやラグ、リュウズにちりばめられたブリリアントカットダイヤモンドがきらびやかな輝きを放つ。

ストラップは、ベージュカラーのアリゲーター製のものが装着されている。ステッチがなく大きな竹斑が印象的なデザインによって、時計全体のドレス感を引き上げている。18Kサンドゴールド製のフォールディングバックルが組み合わされており、ここにもブリリアントカットダイヤモンドがセットされている。
本作が搭載するCal.2968は、厚さわずか3.4mmの薄型自動巻きフライングトゥールビヨンムーブメントだ。トゥールビヨンキャリッジにチタンを採用し、さらに構造を見直すことで、優れた信頼性、エネルギー効率、精度を確保している。
