シチズン時計が展開する「ザ・シチズン」。そのブランドの誕生30周年を記念する「年差±5秒エコ・ドライブ」の新作モデルが発表された。黒く仕上げたスーパーチタニウム™製のケースに、伝統的な“叢雲(むらくも)絞り染め”の藍染和紙ダイアルを採用した、ふたつとして同じ表情がない限定モデルだ。2025年8月7日(木)より、世界限定で300本のみが販売される。
叢雲の浮かぶ空を思わせる、唯一無二の藍染和紙ダイアル
2025年に30周年を迎えた、シチズンのフラグシップブランド「ザ・シチズン」。その新作として、伝統技法“叢雲(むらくも)絞り染め”で染め上げた藍染和紙ダイアルを持つ限定モデルが登場した。

光発電クォーツ。Tiケース(直径38.3mm、厚さ12.2mm)。10気圧防水。世界限定300本。48万4000円(税込み)。2025年8月7日(木)発売予定。
土佐和紙を用いたダイアルは、独特の風合いと透過性の高さから、エコ・ドライブを搭載するザ・シチズンの大きな魅力のひとつとなっている。このダイアルに対し、本作では“天然灰汁発酵建て”による藍染に加え、“叢雲絞り染め”と呼ばれる伝統的な技法を採用。これにより、従来の藍染モデルとは異なるランダムな模様を持つ、深みのある色合いが表現されている。手作業によって生まれるこの模様は、300本の限定モデルで同じものがふたつとない。

この幻想的なダイアルを引き立てるのが、デュラテクトDLCによってブラックカラーに仕上げられた、スーパーチタニウム™製のケースだ。直径は38.3mm、厚みは12.2mmで、防水性は10気圧を備えている。また、軽やかかつ耐傷性、耐アレルギー性にも優れており、普段使い用の腕時計として好ましい仕様と言える。ちなみに、取り付けられたブルーのワニ革ストラップは、環境に配慮したLWG認証のタンナーのものだ。

ムーブメントは、年差±5秒という高精度と光発電エコ・ドライブを兼ね備えたクォーツ式を搭載する。時刻合わせや電池交換の頻度を大きく抑えられることに加え、衝撃検知機能や針自動補正機能、パーペチュアルカレンダーといった多彩な機能によって、日常生活における高い利便性が確保されている。