ラドーは、円形ドームをモデル名の由来とするレディース向けウォッチ「ラ・クポール」を発表した。特有の艶のあるハイテクセラミックス製ケースとブレスレットに加え、ケース前面を覆うような“エッジ・トゥ・エッジ”の球面サファイアクリスタルガラス風防が特徴のモデルだ。

円形ドームに由来する「ラ・クポール」が新登場
ラドーは、1987年初出のモデルを現代的にアレンジした「ラ・クポール」を発表した。モデル名は円形ドームを意味する“クーポラ”に由来し、本作のラウンド型ケースと風防は、ルネッサンス建築における円形ドームを思わせるデザインとなっている。
本作の特徴は、ラドーが“エッジ・トゥ・エッジ”と呼ぶ、球面サファイアクリスタルガラス風防とハイテクセラミックス製ケースの組み合わせである。本作の風防は、ベゼルでとめられた(ベゼルの内側までの)風防ではなく、ケース前面を覆うように配置して造形の主役となるような設計が取られており、円形ドームを思わせる仕立てとなっている。風防の縁はメタライゼーション仕上げと呼ばれる金属蒸着とフォトリソグラフィーの組み合わせを施し、風防に精緻な縁取りを加えている。

文字盤、ケース、ブレスレットのすべての要素で、ジュエリーウォッチとしての価値を表現
文字盤は、波状のラッカー装飾をベースに、11個のダイヤモンドによるインデックスと、6時位置の日付枠がワンポイントとなっている。直径31mmのハイテクセラミックス製ケースは、厚さ8.4mmと薄く、エレガントな仕上がりを見せる。ケース同様にブレスレットもハイテクセラミックス製で、ケースとの接続部をコンパクトに仕立てることで、ケースがブレスレットの中に浮いているように見えるデザインを実現している。
ブラックモデルのRef.R22243703は、ブラックのハイテクセラミックスをベースに、ステンレススティールの装飾を組み合わせたモノトーンモデルだ。セラミックス特有の艶感が際立つ仕上がりにはフォーマルな趣があり、シックな装いにマッチすることだろう。
プラズマハイテクセラミックスと名付けられたグレーモデル(Ref.R22241703)、ブラウンモデル(Ref.R22242703)、ホワイトモデル(Ref.R22240703)は、いずれもローズゴールドのメタライゼーションを施したパーツを組み合わせたツートン仕上げとなる。セラミックス特有の艶感に鮮やかなローズゴールドカラーが組み合わされ、華やかなシーンにマッチするジュエリーウォッチに仕上がっている。
搭載されるのは、ラドーの「PreciDriveテクノロジー」を備えたクォーツムーブメントのCal.R218である。このムーブメントは年差±10秒の高精度を有し、実用性が非常に高い仕上がりだ。

クォーツ(Cal.R218)。8石。セラミックスケース(直径31mm、厚さ8.4mm)。50m防水。47万3000円(税込み)。

クォーツ(Cal.R218)。8石。セラミックスケース(直径31mm、厚さ8.4mm)。50m防水。各49万600円(税込み)。



