1965年にメキシコGPでホンダがF1初優勝を遂げ60周年を祝うコラボレーションモデルが発売される。初優勝マシン「RA272」のカラーリングやディテールを徹底追求している。特にベゼルリングに初採用された本物の塗料による独特のアイボリーの色合いと車体のような光沢感に注目したい。

2025年はホンダ F1初優勝60周年のアニバーサリーイヤー
1965年の10月24日に、シーズン最終戦のメキシコGPでトップチェッカーを受けたのはエンジン、シャシーともにホンダ製の「RA272」だった。それ以降、ホンダは6度のコンストラクターズ・タイトル、4名の世界王者を輩出し、F1の世界にその名を刻んでいる。
高機能スポーティメタルアナログウォッチを展開するカシオ エディフィスから、初優勝マシン「RA272」にペイントされたチャンピオンシップホワイトと呼ばれる伝統のカラーを、ベゼルリンクにあしらった特別なモデルが2026年の3月に限定販売される。
ホワイトでまとめられている中で、鮮やかな存在感を放つダイアル外周のレッドサークルは「RA272」の車体に描かれた白地に赤の日の丸デザインを表現している。そのほか、現地から本社へ打電された勝利報告の言葉「Veni, Vidi, Vici.(来た、見た、勝った)」をカラーナンバー「11」とともにゴールドのメタル遊環に刻むなど、メモリアルなデザイン要素が盛り込まれている。

Hondaの技術の結晶 1.5リッターV型12気筒エンジン
バンドに刻まれた1.5リッターV型12気筒エンジンの図面は、当時としては異例の12気筒レイアウトへの挑戦に対してのリスペクトを表現したものだ。2輪レースで培った排気量125cc(1気筒あたり)のエンジン技術を4輪用に応用した、ホンダならではの発想と開発力といえるものである。

タフソーラー。フル充電時約18カ月(パワーセーブ時)。カーボン×SS×樹脂ケース(直径45.8mm、厚さ11.8mm)。10気圧防水。6万6000円(税込み)。
表面の素材にはナッパレザー、裏面にウルトラスエードを使用し、インダイアルにはインストルメントパネルの中央でひときわ存在感を放つタコメーターを、9時位置のカウントダウンタイマーを示すインダイアルで表現している。アナログ針の色と形状、メモリのフォント、レッドゾーンを表す赤のラインなど、実物の雰囲気を感じられるデザインに仕上げている。
裏蓋にはF1初優勝60周年を記念したホンダオリジナルデザインのアニバーサリーロゴをレーザー刻印している。



