ベル&ロス「BR-05 ミラー」が世界限定250本としてベル&ロス ブティックで販売される。ミラーポリッシュとサテン仕上げを組み合わせ、ステンレススティールの魅力を新たに解釈したモダンなモデルでストラップはブレスレットタイプとブラックラバータイプが展開される。

映し出す力を秘めたスティール
18世紀以降、ヴェネチアンミラーは壮麗さと権力の象徴となってきた。ヴェルサイユ宮殿を訪れれば、その印象的な鏡の間や装飾的な池で飾られた庭園が明確に示していることがわかる。光を取り込み、その反射や陰影によって立体感を表現する研磨技術は銀細工、テーブルウェア、ジュエリー、そして時計製造においても高く評価される成長を続け、時計職人たちはその技術を磨き続けてきた。
単なる輝きだけでなく、奥行きや質感を表現するために、ケース、ベゼル、リュウズ、ブレスレットリンクを研磨する作業は、傷や変形を避けるために常に細心の注意を払う必要があり、高い技術力と経験が必要とされる。
「BR-05 グレー ミラー スティール」のユニークなダイアル

ケースの仕上げはポリッシュとサテンが組み合わせられ、単一素材、モノクローム、モノブロックの彫刻をイメージした未来的な雰囲気を纏ったタイムピースとなっている。さらに、ミニマリズムを追求するため日付表示はない。

自動巻き(Cal.BR-CAL.321-1)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約54時間。SSケース(直径40mm、厚さ10.5mm)。100m防水。88万円(税込み)。
ベル&ロスの共同創業者兼クリエイティブディレクターのブルーノ・ベラミッシュは2019年にBR-05をデザインする際に、ベル&ロスのレガシーである計器にインスピレーションを得たインストゥルメントウォッチのコンセプトを進化させることを目指した。
創業以来、目標としてきたコックピットの計器類の技術的指標を腕元に取り入れつつ、機能性を超え、都会的で汎用性を併せ持つ、現代的なコレクションを作り上げた。

自動巻き(Cal.BR-CAL.321-1)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約54時間。SSケース(直径40mm、厚さ10.5mm)。100m防水。ブラックラバーストラップ。81万4000円(税込み)。
搭載されるムーブメントは自動巻き「BR-CAL.321-1」で54時間のパワーリザーブを備え、サファイアケースバックからは360°回転する振り子式ローターを鑑賞することができる。ストラップはブラックラバーまたはポリッシュ&サテン仕上げのステンレススティールから選択することができる。



