「シーマスター アクアテラ」をリファインした新作

2017.09.29

(左)「シーマスター アクアテラ マスター クロノメーター」。自動巻き(Cal.8900)。39石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約60時間。SS(直径41mm)。150m防水。ラバーストラップ。58万円(税別)。(右)「シーマスター アクアテラ マスター クロノメーター」。自動巻き(Cal.8800)。35石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約55時間。SS+18Kセドナゴールド(直径38mm)。150m防水。ラバーストラップ。78万円(税別)。

 1万5000ガウスまでの耐磁性能が保証された同社初の腕時計として、2013年に登場した「シーマスター アクアテラ」が刷新。モデル名も新たに、「シーマスター アクアテラ マスター クロノメーター」として発売が開始された。

 今回のリニューアルでは文字盤のウッドデッキ風ストライプが先代の縦方向から横方向に変更されたほか、カレンダーも3時位置から6時位置へと移動するなどデザイン面においていくつかの点にリファインが施されている。

 搭載されるムーブメントも新モデルの特筆すべき点のひとつだ。「シーマスター アクアテラ マスター クロノメーター」にはケース径41mmのモデルと38mmのモデルがラインナップされ、それぞれのサイズに合わせたムーブメント2種類が用意されている。どちらのムーブメントも、新たに与えられたモデル名が示すようにスイス連邦計量・認定局(METAS)によってマスター クロノメーター認定を受けているのだ。METASのテストは、C.O.S.C.の認証を獲得したムーブメントを実際にケースに搭載した状態で行い、磁気への耐性が検査される。この認定を得たことによって、「シーマスター アクアテラ マスター クロノメーター」はMRIの使用時に発生する1万5000ガウスという強磁場にさらされても、精度を保つことができると公的に証明されることとなった。

 また、前述したケース径のほかに、ケース素材やストラップ/ブレスレットによってモデルのバリエーションが多彩であることも魅力のひとつだ。41mmケースは全20モデル、38mmケースは全12モデルが販売され、プライスレンジも下は58万円から上は300万円を超えるものまで幅広い。


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