徳川四天王をはじめ、12武将らの兜が並ぶ。ロジェ・デュブイ〜

2026.08.01

ロジェ・デュブイより、新作「エクスカリバー ザ カブト レガシー」が披露された。ダイアル中央に配されたミニチュアの江戸城に加え、徳川四天王をはじめとする12人の武将たちの“兜(かぶと)”と家紋があしらわれる、戦国時代の日本にまつわる意匠で飾られた圧巻のタイムピースである。世界限定28本のみが販売される。

ロジェ デュブイ エクスカリバー ザ カブト レガシー


泰平の世を象徴する江戸城と、それを囲む12人の武将の兜

 ロジェ・デュブイは、日本の戦国時代にフォーカスしたタイムピース「エクスカリバー ザ カブト レガシー」を発表した。同ブランドは、12人の騎士がダイアル上に立ち並ぶ「ナイツ オブ ザ ラウンドテーブル」の作品で知られているが、新作では中世イギリスの物語を表現していた従来作から一転、17世紀における日本の戦乱の世から関ヶ原の戦いを経て、江戸幕府制定へと至る歴史的な転換期を描き出している。

ロジェ デュブイ エクスカリバー ザ カブト レガシー

ロジェ・デュブイ「エクスカリバー ザ カブト レガシー」
自動巻き(Cal.RD821)。33石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約48時間。18KPGケース(直径45mm、厚さ16.87mm)。3気圧防水。世界限定28本。要価格問い合わせ。

 特筆すべきは、インデックスの役割を果たす12人の武将たちの兜だ。12時位置の徳川家康を筆頭に、関ヶ原の戦いや江戸幕府制定において重要な役割を果たした名将たちがずらりと並んでいる。これは、結束を象徴する日本古来の“車座”の精神、そして乱世が長きにわたる調和へと転じた歴史的瞬間を表現したものである。

徳川家康のほか、傑出した功績と類まれな忠義から「徳川四天王」と称される本多忠勝、酒井忠次、榊原康政、井伊直政の4人の兜が配されている。さらに、伊達政宗や浅野長政といった、当時の著名な7人の武将も名を連ねる。

 18Kピンクゴールドで作られたこれらの兜は、熟練職人の手によるマイクロスカルプチャー(微小彫刻)によってひとつひとつ忠実に造形されており、仕上げには2〜3日間の緻密な手作業を要するという。中でも、兜の正面を飾る「前立(まえだて)」の意匠には、卓越したメティエダールの技巧が注ぎ込まれており、全く同じ仕上がりのものはふたつとない。

ロジェ デュブイ エクスカリバー ザ カブト レガシー

兜は身を守る武具であっただけでなく、儀礼用の装いとしても扱われるなど、その武将の精神性や家系などを体現する存在であった。その豊かな装飾に息づくかつてのクラフツマンシップが、本作の壮大な歴史絵巻とブランドが誇るオートオルロジュリーを結びつけている。

 そして、これらの兜が正対するダイアル中央にそびえ立つのが、ピンクゴールド製の江戸城のモチーフだ。17個のパーツから構成されるこの城郭は、武士の装束に用いられた藍染を思わせるディープブルーを基調としており、泰平の世の象徴である江戸城がコンテンポラリーにミニチュア化されている。

江戸城は、関ヶ原の戦いののち、およそ260年にわたって続いた泰平の時代を象徴する存在だ。そのミニチュアモチーフでは、天守閣にブラックのPVDコーティング、城郭の破風(はふ。屋根にあたる部分)にディープブルーCVDコーディングが施され、建築パーツにはショットブラスト加工があしらわれた。さらに、ベースには幾何学的なレーザーエングレービングを見ることができる。

 直径45mmのケースは、18Kピンクゴールドが用いられており、エクスカリバー シリーズから力強い造形を引き継いでいる。ここでも、武士の美学や堂々たる出で立ちが演出されており、リュウズの周囲にはブルーエナメルのリングが配されたほか、武将がまとう甲冑の小札(こざね)を思わせるステッチが施されたブルーのカーフスキンストラップが取り付けられた。

 内部には、「ナイツ オブ ザ ラウンドテーブル」コレクションから引き続き、自社製のCal.RD821を搭載する。その仕上げには14種もの技法が駆使されており、ジュネーブ・シール認証によって優れた品質と美観が保証されている。さらに、トランスパレントバックからは、幾何学的な造形のローターや、ブルーコーティングされ、かつそれぞれの武士の家紋がレーザーエングレービングであしらわれた、ピンクゴールド製リングを鑑賞することができる。

江戸城のミニチュアと同じくディープブルーに彩られたリングには、ダイアル上に登場する12武将の家紋がレーザーエングレービングで精緻に刻まれている。

 なお、ロジェ・デュブイは、本作の製作における史実との合致を担保するため、日本史学教授であり、エミー賞受賞ドラマシリーズ「Shōgun 将軍」のコンサルタントも務めたフレデリック・クレインスと協働した。

 クレインスは本作について、「侍の文化は、人類史上稀有な“装いの芸術”を生み出しました。名匠たちが受け継いできたクラフツマンシップの伝統が今、オートオルロジュリーの芸術と出合うことは極めて自然なことに思われます。いずれの領域にも共通しているのは、一切の妥協を許さず卓越性を追求する、その姿勢なのです」とコメントを残している。

【各インデックスに配置された武将と兜】
12時位置:徳川家康(大黒頭巾形兜・歯朶葉状前立)
1時位置:本多忠勝(鹿角脇立兜)
2時位置:酒井忠次(三十八間金覆輪筋兜・剣形前立)
3時位置:水野勝成(黒漆塗唐冠形兜・黒漆塗魍前立)
4時位置:榊原康政(三鈷柄剣前立)
5時位置:伊達政宗(三日月形前立兜)
6時位置:板倉勝重(鳥毛付頭形兜)
7時位置:黒田長政(銀箔押一の谷形兜)
8時位置:細川忠興(黒漆塗頭形兜・鳥毛頭立)
9時位置:井伊直政(赤備えの兜・本金箔大天衝脇立)
10時位置:浅野長政(水牛脇立付桃形兜)
11時位置:加藤嘉明(角頭巾形鳥尾飾兜)

Contact info: ロジェ・デュブイ 銀座ブティック Tel.03-5537-5317


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