自動車のスピードメーターや航空計器に着想を得て、レトログラードとジャンピングアワーを組み合わせた独自の時刻表示を得意とするフランス発の「レゼルボワール」。今回、その象徴的な文字盤の魅力はそのままに、ケースとブレスレットを一体化させてモダンなシルエットへとアップデートした新モデル「マークII」を発表した。従来モデルのデザインコードを受け継いだ「GT ツアー」「カニスター」「エアファイト ジェット」の3モデルがラインナップされ、ブランドの新たなシグネチャーを体現している。

従来モデルの文字盤デザインを引き継ぐ、モダンな「マークII」を3モデル発表した
フランスのレゼルボワールが、新たなデザインシグネチャーを採用した「マークII」を発表した。これまで文字盤を中心に磨いてきたデザインコードを、ケースから一体型ブレスレットに至るまで、時計全体へと拡張。「GT ツアー」「カニスター」「エアファイト ジェット」の3モデルで展開される。
2017年に創業した同ブランドは、自動車のスピードメーターや潜水艦の深度計、そして飛行機の高度計などのアナログ計測機器に着想を得た文字盤が特徴だ。レトログラードミニッツとジャンピングアワーを組み合わせた独自の時刻表示をブランドのアイデンティティーとしている。従来モデルでは、文字盤の存在感を引き立たせるため、ケースやストラップはあえてシンプルなデザインが採用されていた。
今回登場したマークIIは、ブランドのデザインコードを刷新し、文字盤だけでなく、時計全体のフォルムによってレゼルボワールらしさを体現した。そして、このマークIIの造形は、今後のコレクションにも継承される新たなデザインシグネチャーとなるだろう。
「メカニクス」コレクション譲りのテクニカルなケースとブレスレットデザインを採用
マークIIの外装には、「メカニクス」コレクション譲りのテクニカルな美意識に基づいたデザインが採用された。多面的なエッジやビスを配したケースは、レゼルボワールがインスピレーション源としてきた機械工学やインダストリアルな世界観が表現されている。また、ケースとブレスレットが一体化されたことでモダンなシルエットにアップデートされた。
GT ツアーとエアファイト ジェットのケースやブレスレットは、サテン仕上げで統一されているが、カニスターのみサテンとポリッシュ仕上げを使い分けることでコントラストが生まれ、立体的な造形を際立たせている。リュウズやバックル、そしてケースバックも刷新され各パーツにはブランドロゴがあしらわれた。

アイデンティティーともいえる独自の時間表示を継承
レゼルボワールのアイデンティティーともいえる、レトログラードミニッツとジャンピングアワーを組み合わせた独自の時刻表示は引き続き採用されている。
分針が文字盤上を扇状に進んだ後、60分に達すると瞬時にスタート位置へ帰零し、同時にジャンピングアワーが次の時刻へと切り替わるという機構だ。また、6時位置にはパワーリザーブ表示も備えており、実用的な仕様となっている。
マークIIの登場に合わせて発表されたのは、「GT ツアー マーク II」、「カニスター マーク II」、「エアファイト ジェット マーク II」の3モデルだ。GT ツアー マーク IIは、モダンGTカーのRPMカウンターをデザインに取り入れたモデルである。トライアングル型の分針や、視認性の高いシンプルなインデックスとスケールによって、スポーティーかつスパルタンな印象の仕上がりだ。

自動巻き(Cal.RSV-240)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約56時間。SSケース(直径41mm)。5気圧防水。140万8000円(税込み)。2026年10月下旬発売予定。
カニスター マーク IIもスポーツカーのデザインを取り入れたモデルだ。本作は伝説的な名車とされるポルシェ「356スピードスター」のRPMカウンターからインスピレーションを得た。グリーンとレッドで色分けされたスケールや針形状など特徴を捉えており、マークIIのデザインシグネチャーによってモダンな印象を与えている。

自動巻き(Cal.RSV-240)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約56時間。SSケース(直径41mm)。5気圧防水。140万8000円(税込み)。2026年10月下旬発売予定。
そして、最後を飾るエアファイト ジェット マーク IIは、戦闘機とそのコックピットに搭載された計器類から着想を得ており、太く鮮明なインデックスによる高い視認性が特徴だ。また、6時位置のジャンピングアワーはイエローのストライプで囲まれ、目を引くアクセントとなっている。

自動巻き(Cal.RSV-240)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約56時間。SSケース(直径41mm)。5気圧防水。140万8000円(税込み)。2026年10月下旬発売予定。
搭載する自動巻きムーブメントCal.RSV-240は、ラ・ジュー・ペレ製のCal.LJP G100をベースに、レトログラード式分表示とジャンピングアワーのモジュールを組み合わせたレゼルボワール独自のムーブメントだ。瞬時の帰零やディスクの切り替えを伴うこれらの機構は大きなエネルギーを消費するため、パワーリザーブの確保が難しくなるが、本作では約56時間という実用的な駆動時間を実現している。



