カルティエは、「タンク アメリカン」の新作として、「タンク アメリカン」スケルトンおよび「タンク アメリカン」アールデコを発表した。前者は徹底して肉抜きされたムーブメントを採用したスケルトン構造を、後者はアールデコを象徴する直線的な幾何学パターンのダイアルを採用しており、いずれも、ブランドの時計製造における優れた審美性と専門性を象徴するタイムピースに仕上がっている。

名作の系譜を継承し、進化を続ける「タンク アメリカン」
カルティエの「タンク」は、第一次世界大戦時の戦車の平面図をインスピレーション源として、1917年に誕生したコレクションだ。その系譜のなかでも「タンク アメリカン」は、縦長のケースに流線的なフォルムを特徴とするシリーズである。1921年に発表された「タンク サントレ」のデザインから着想を得ており、エレガントな印象を与えるだけでなく、手首へのフィット感に優れるという実用的な側面も持つ。

手巻き(Cal.1988 MC)。Ptケース(縦44.4×横24.4mm、厚さ8.24mm)。日常生活防水。930万6000円(税込み)

手巻き(Cal.1988 MC)。18KPGケース(縦44.4×横24.4mm、厚さ8.24mm)。日常生活防水。805万2000円(税込み)
今回登場した新作のうち、「タンク アメリカン」スケルトンでは、同シリーズ初となる手巻きスケルトンムーブメントCal.1988 MCの搭載が見どころとなる。シリーズの誕生年にちなんで名付けられた本機は、徹底して肉抜きされたムーブメントを採用したスケルトン構造と、ローマ数字を象ったブリッジが特徴だ。そのブリッジに支えられたムーブメントはまるで浮いているかのような透明感をもたらしており、「タンク」の建築的なラインを際立たせるとともに、アールデコの幾何学美を生み出している。

縦44.4mmのケースは、厚さが8.24mmに抑えられ、スリムな設計となっている。バリエーションは、プラチナモデルとピンクゴールドモデルの2種。いずれも、ポリッシュとサテン仕上げのコンビネーションによって、表情豊かな外観に仕上がっている。前者にはボルドーのアリゲーターストラップ、後者にはネイビーブルーのストラップが取り付けられた。いずれも、インターチェンジャブル機構が備わっており、付属のストラップを工具なしで交換できる。

一方の「タンク アメリカン」アールデコは、エレガントなダンディズムが漂うタイムピースだ。サテン仕上げを施したプラチナ製ケースと、直線的な幾何学パターンをあしらったボルドーカラーダイアルが組み合わされており、アールデコを強く感じさせる1本に仕上がっている。

自動巻き(Cal.1899 MC)。パワーリザーブ約39時間。Ptケース(縦44.4×横24.4mm、厚さ8.6mm)。日常生活防水。472万5600円(税込み)。
このダイアルパターンでは、サンレイやオパライン、さらにサテンという異なる仕上げが緻密に組み合わされており、色の濃淡にニュアンスと躍動感が演出されている。合わせて、多角形のリュウズには、ダイアルの色合いと調和するファセットカットのルビーがセットされた。

ムーブメントは、ブランドがラペ通り13番地にブティックを構えた年にちなんで名付けられた、Cal.1899 MCを搭載するさらに、スケルトンモデル同様インターチェンジブル仕様のストラップが採用されているため、シーンや気分に合わせたスタイリングが可能だ。



