ウブロは、ブランドの礎を築いたタイムピースにオマージュを捧げる「クラシック・フュージョン トリビュート」を発表した。ゴールドケースとブラックラバーストラップの組み合わせや、12本のビスを配した舷窓を思わせるベゼル、装飾を抑えたシンプルな文字盤など、オリジナルモデルのデザインを継承している。一方、オリジナルモデルと同じクォーツではなくメカニカルムーブメントを搭載することで、ブランドの進化を示している。

「アート・オブ・フュージョン」の原点へのトリビュート
ウブロは、ブランドの原点に立ち返った新作「クラシック・フュージョン トリビュート」2モデルを発表した。本作がオマージュを捧げるのは、創業者のカルロ・クロッコが1980年のバーゼル・フェアで発表した腕時計だ。「MDM ジュネーブ」の名の下に生み出されたこの時計は、フランス語で舷窓を意味する「ウブロ」と名付けられ、その名の通りウブロの礎となった。また、ゴールドケースにラバーストラップを組み合わせるという大胆な発想は、当時のラグジュアリーウォッチの常識に挑むものだった。この組み合わせこそ、現在同社が掲げる「アート・オブ・フュージョン(異なる素材やアイデアの融合)」の原点である。
本作は、ゴールドケースとブラックのラバーストラップ、舷窓を思わせるベゼル、装飾を抑えた文字盤というオリジナルモデルの意匠を忠実に受け継いでいる。ベゼルには、頭部をわずかにドーム状に仕上げた12本のビスを配置。文字盤にインデックスが配されていないため、このビスが時刻を読み取る際の目印という役割も担っている。3時位置の日付表示も、オリジナルモデルを踏襲したものだ。ケースは全体のプロポーションを保ちつつ、直径をオリジナルの36mmから38mmへと拡大している。

ラインが入ったブラックのラバーストラップは、オリジナルモデルの意匠を尊重するため、ストラップをワンタッチで交換する機構である「ワンクリック」システムをあえて採用していない。一方、ねじ込み式リュウズによって100m防水を確保し、日常での実用性にも配慮している。
18Kイエローゴールドと18Kホワイトゴールドのふたつのバリエーションが登場
今回発表されたクラシック・フュージョン トリビュートは、18Kイエローゴールドモデルと、18Kホワイトゴールドモデルの2型で展開される。このふたつのうち、オリジナルモデルにより近い表情を持つのが「クラシック・フュージョン トリビュート イエローゴールド」だ。18Kイエローゴールド製のケースとベゼルにはポリッシュ仕上げとサテン仕上げを施し、ブラックラッカー仕上げの文字盤を組み合わせる。文字盤はラバーの質感に合わせてマットに仕上げられており、18Kイエローゴールドケースとのコントラストを強調している。また6時位置には、ゴールドカラーの「MDM」ロゴをパッド印刷で配する。

自動巻き(Cal.HUB1711)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。18KYGケース(直径38mm、厚さ9.5mm)。100m防水。404万8000円(税込み)。
もう一方の「クラシック・フュージョン トリビュート ホワイトゴールド」は、イタリアンテーラリングのエレガンスを取り入れた、よりフォーマルな佇まいを特徴とする。ポリッシュ仕上げの18Kホワイトゴールドケースに、同じくポリッシュ仕上げを施したブラックオニキスの文字盤を組み合わせる。ベゼルのチタン製ビスにブラックのプレート加工を施すことで、ホワイトゴールドと黒のコントラストを強調している。

自動巻き(Cal.HUB1711)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。18KWGケース(直径38mm、厚さ9.5mm)。100m防水。404万8000円(税込み)。
なお両モデルは「5+5年保証」プログラムの対象となる。5年間の基本保証に加え、この期間中に「ウブロティスタ」プログラムへ登録することで、保証期間を最大5年延長できる。
自動巻きムーブメントのCal.HUB1711を搭載
1980年のオリジナルモデルがクォーツムーブメントを搭載していたのに対し、本作は自動巻きムーブメントのCal.HUB1711を搭載する。メカニカルムーブメントを搭載しながら、時計の厚さを9.5mmに抑え、オリジナルモデルのプロポーションを保っていることが本作のポイントと言えるだろう。

シースルーバックからは、「H」をかたどったオープンワークの自動巻きローターを見ることができる。自動巻きローターの素材もモデルごとに異なり、18Kイエローゴールドモデルでは22Kイエローゴールドを、18Kホワイトゴールドモデルではブラックのタングステンを採用している。
MDMのロゴに込められた創業者カルロ・クロッコへの敬意
18Kイエローゴールドモデルの文字盤に配されたMDMのロゴは、オリジナルモデルに刻まれた「MDM ジュネーブ」のサインをオマージュすると同時に、カルロ・クロッコが取り組んできた社会貢献活動とのつながりを示すものでもある。クロッコは1998年に「Main Dans la Main Foundation(マン・ダン・ラ・マン財団)」を設立し、恵まれない子どもたちや支援を必要とする地域社会に向け、人道支援や教育分野での活動を続けてきた。今回、ウブロは創業者の理念と価値観への敬意を表し、同財団に10万スイスフランを寄付する。



