ジン、創業65周年に宇宙開発の歴史を受け継ぐクロノグラフ「140 A S アニバーサリー」を発表

2026.10.29

ジンは、創業65周年を記念するクロノグラフウォッチ「140 A S アニバーサリー」を2027年1月に発売する。本作は世界限定300本での販売となる。搭載する自動巻きクロノグラフムーブメントCal.SZ01は、センターのクロノグラフ秒針と同軸に、ジャンプ式の60分クロノグラフ針を備えることを特徴とする。

ジン「140 A S Anniversary」

創業65周年を記念する限定モデル「140 A S アニバーサリー」。「140」シリーズの原点となった「140 S」は、ドイツ人宇宙飛行士のラインハルト・フラーが1985年のD1スペースラボミッションで着用していた歴史を持つ。


ジンと宇宙開発の歴史を受け継ぐ、創業65周年記念モデル

 ジンは、創業65周年を記念する「140 A S アニバーサリー」を2027年1月に世界限定300本で発売する。本作は、宇宙飛行士のラインハルト・フラーが無重力空間で着用したジンのクロノグラフウォッチ「140 S」の歴史を受け継ぐタイムピースだ。自動巻きクロノグラフムーブメントのCal.SZ01を搭載し、ブラックのケースとダイアルによって引き締まったデザインとなっている。また、耐傷性を高めるテギメント加工や、ケース内部を乾燥した状態に保つArドライテクノロジーなど、ジン独自の技術を採用している。

 本作が搭載するCal.SZ01は、140 Sと同様、中央にクロノグラフ秒針と60分積算計の針を同軸に配置していることを特徴とする。分の積算表示はジャンプ式であり、文字盤外周の分目盛りを用いて読み取ることができる。そのほか、3時位置には日付表示、6時位置には12時間積算計、9時位置にはスモールセコンドを配置。10時位置のリュウズで、回転インナーベゼルを操作することができる。

ジン「140 A S Anniversary」

ジン「140 A S Anniversary」
本作には、ファインアジャスト式のブレスレットに加え、特別仕様のレザーストラップが付属する。自動巻き(Cal.SZ01)。28石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約46時間。SSケース(直径44mm、厚さ15.5mm)。10気圧防水。世界限定300本。予価156万2000円(税込み)。

 マットブラックの文字盤に配された時分針やバーインデックスに蓄光塗料を塗布し、暗所での視認性を確保している。また、クロノグラフの分針と秒針にはイエローの蛍光塗料を施すことで、計測時間の判読性を高めた。

ジン「140 A S Anniversary」

マットブラックの文字盤に、イエローの蛍光塗料が施されたクロノグラフの分針・秒針が判読性を向上させるのみならず、デザインにもアクセントを添える。ストラップも文字盤に合わせたブラックとイエローのカラーリングだ。

ジン「140」シリーズと宇宙開発の深い関係性

 ジンの140シリーズと宇宙開発の関係を語るうえで欠かせないのが、1985年のD1スペースラボミッションだ。同年10月30日に打ち上げられたスペースシャトル「チャレンジャー」には、物理学者で宇宙飛行士のラインハルト・フラーが搭乗。その手首には、レマニア5100を搭載した私物の140 Sが巻かれていた。この時計は公式な試験プログラムの対象ではなかったものの、無重力下でも着用者の腕の動きによって自動巻き機構が機能することを実証することとなった。

 その後も、ジンのクロノグラフは宇宙飛行士とともに任務に赴いている。1992年、ロシアの宇宙ステーション「ミール」で行われた「ミール-92」ミッションでは、ドイツ人宇宙飛行士のクラウス=ディートリヒ・フラーデが「142 S」を携行した。翌1993年に行われた、ドイツによる2回目のスペースラボミッション「D2」でも同モデルが使用された。スペースシャトル「コロンビア」に搭載された142 Sは、10日間にわたる任務で約670万kmを移動し、地球を約160周した。こうしたミッションでの使用実績は、宇宙飛行の環境下におけるジンのクロノグラフの信頼性を裏付けるものとなった。140 A S アニバーサリーは、ジンの創業65周年を記念しつつ、140シリーズとその後継モデルが築いてきた歴史を受け継ぐタイムピースに位置付けられている。

ブラックの外装と、信頼性を支える独自技術

 直径44mm、厚さ15.5mmのステンレススティール製ケースは、10気圧防水と減圧耐性を備える。外装にはポリッシュ仕上げとサテン仕上げを組み合わせ、テギメント加工でケース表面を硬化させた上にブラック・ハード・コーティングを施している。

 テギメント加工は、ケースの耐傷性を高めるとともに、コーティングの剥離を抑える役割も担う。硬い皮膜を、それよりも柔らかい下地に直接施した場合、局所的に力が加わると下地が変形し、皮膜が割れたり剥がれたりすることがある。これは「エッグシェル効果」と呼ばれる現象だ。ジンは、あらかじめテギメント加工で下地となるケース表面を硬化させることで、このエッグシェル効果の発生を抑えている。

 ケース内部の湿気に対しては、Arドライテクノロジーを採用した。これは、湿気を吸収するドライカプセルと水分の浸透を抑えるEDRパッキン、プロテクトガスの充填という3つの要素を組み合わせ、内部を乾燥した状態に保つ技術である。温度変化による風防の曇りを防ぐとともに、ムーブメントの潤滑オイルの劣化を防ぐことで時計の機能を支える。また、リュウズとプッシュボタンには、それぞれの軸を精密に加工したケースの穴に直接組み込むことで密閉性を確保する、D3システムを採用している。

 なお本作には、ファインアジャスト式のブレスレットに加え、特別仕様のレザーストラップが付属する。時計と付属のストラップは、専用ボックスに収められる。

ジン「140 A S Anniversary」

本作は、ブランド創業65周年を記念したモデルにふさわしい専用ボックスとともにオーナーの元に届けられる。ボックスには、付属のレザーストラップと交換用の工具も収められている。



Contact info:ホッタ Tel.03-5148-2174


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