【プレBASEL2018新作】エイジングが楽しめるラドーの限定モデル

2018.02.21

ラドー「ハイパークローム クロノグラフ オートマティック リミテッドエディション」。自動巻き(Cal.ETA2894-2)。37石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。ハイテクセラミックス×ブロンズ(直径45.0mm、厚さ13.0mm)。10気圧防水。世界限定999本。価格未定。

 ラドーがプレバーゼルワールド2018モデルとして発表した「ハイパークローム クロノグラフ オートマティック リミテッドエディション」は、世界で999本のみ発売される限定品だ。

 ラドーがセラミックスを「インテグラル」でブレスレットに使用してから30年以上が経った。同社がセラミックスを採用し続ける理由はいくつかあるが、その最大の利点はなんといっても耐傷性の高さだ。摩耗や損傷が少ないラドーのハイテクセラミックスは購入時の美しさを長年保ち続けることが可能である。しかしそれは、裏を返せば使用年月の経過とともに時計に起こるエイジングを楽しめないということだ。

 だからこそ、「ハイパークローム クロノグラフ オートマティック リミテッドエディション」の発表はエイジングを楽しみたいユーザーにとっても福音であるに違いない。同モデルではケースのサイドインサートとクロノグラフプッシャー、そしてリュウズにブロンズが使用されているのだ。オーナーは日々の生活の中で、ヘッドに配されたブロンズの色味が変化していく様を感じることができる。合わせられたストラップもヴィンテージ仕上げのカーフレザーであるため、使用とともに“育てる”ことが可能だ。

 なお、肌との接触時間が長くなるパーツ、つまりラグやトランスパレントバックを除いたケースバックは肌に優しいセラミックスで作られている。アレルギーの心配を極力排して、時計のエイジングを味わえる「ハイパークローム クロノグラフ オートマティック リミテッドエディション」はまさに時計で経年経過を楽しむのにふさわしい1本だ。


Contact info: ラドー/スウォッチ グループ ジャパン Tel.03-6254-7330