
アストロン史上最高性能「5X シリーズ」は5 つの進化を遂げた。
■新設計の「高速タイムゾーン修正機能」は、最短3 秒で時刻情報を取得する。さらに、時・分・秒針それぞれに独立したモーターを搭載することにより、時刻修正時の運針速度も劇的に向上。
■簡単なボタン操作(2 時と4 時位置のボタンの同時長押し)により、ホームとローカルタイムの瞬時切り替えが可能に。
■新規設計のムーブメントにより、デビューモデルである「7X シリーズ」の約1/4、第二世代の「8X シリーズ」に対して、およそ半分の低消費電力化に成功し、ケース径が42.9mm、厚さが12.2mm、現時点で世界最小最薄のGPSソーラーウオッチが誕生した。
■セイコー独自の技術である「スマートセンサー(自動時刻修正)がさらに進化。太陽光を感知してから受信開始するまでの時間を、より受信成功率の高いタイミングへ自動的に可変させる新システムを採用。さらに、省電力化により従来は補助的な仕様であった任意時刻設定(前回強制受信に成功した時刻)による受信を強化し、異なる受信方法で最大1 日2 回の自動時刻修正を行い、より高い時刻精度を実現する。
■季節や体調による腕周りの変化時に、ブレスレットのサイズをワンプッシュで簡単に調整できる新機構「スマートアジャスター」を採用。
<セイコー アストロン>は、1969 年にセイコーが世界に先駆けて発売した、クオーツウオッチ<クオーツ アストロン>から名を受け継いでいる。高い時間精度で世界の人々のライフスタイルを一変させた「クオーツ革命」に継ぐ、時計史の「第二の革命」を起こすべく、2012 年9月に誕生した世界初のGPS ソーラーウオッチだ。地球上のどこにいてもGPS 衛星からの電波を受信して、緯度・経度・高度の情報を取得することで現在地を特定し、すばやくその場所の正確な時刻を表示する。
2014 年には、劇的な小型化に加え、操作性の向上を実現した「8X シリーズ」を発売し、異なる2 つの時刻帯を表示するデュアルタイム機能をはじめ、ストップウオッチ機能を搭載したクロノグラフなど、多彩な商品群により、国内外を問わず、高い支持を獲得してきた。
ケースのダウンサイジングを果たしたことで、待望の女性用アストロンもラインアップ。リゾートシーンやラグジュアリーなシーンを想起させるカラーリングや、インデックスにあしらわれたダイヤモンドが華やかな、グローバルで活躍する女性のためのGPS ソーラーウオッチも用意された。
その年の新作モデルや、機構、仕上げの完成度など、毎回決められたテーマの中から、優れた10本を時計ジャーナリストたちが選出します。
クロノスドイツ版の人気連載「TEST」の翻訳記事。腕時計のデザイン、機能などをポイント性によって評価します!
時計の部品、機構、ブランド名など、基礎から専門用語まで、広範囲にわたって解説します。時計の知識を深めるための用語辞典です。