セイコーは、オフィシャルタイマーを務める東京2025世界陸上の開催を記念し、陸上競技のタイム計測に好適なクロノグラフモデルを発表した。いずれもセイコー プロスペックスの「スピードタイマー」をベースとし、大会のメインカラーとなっている“江戸紫”から着想を得た文字盤を組み合わせた限定モデルである。
東京2025世界陸上の開催を記念する限定モデルが登場
セイコーは、オフィシャルタイマーを務める東京2025世界陸上競技選手権大会の開催を記念し、大会のメインカラーとなっている“江戸紫”から着想を得た文字盤の限定モデル2種を発表した。今大会でセイコーが世界陸上のオフィシャルタイマーを務めて19回目となり、セイコーの機器が備える高い精度と信頼性を象徴するものとなっている。今般発表されたのは、いずれもモダンなデザインで、光発電を備えたクロノグラフモデルとなっている。
“江戸紫”から着想を得たソーラー発電クロノグラフの2モデル
東京2025世界陸上は、江戸時代に江戸で好まれた青みがかった紫の“江戸紫”をテーマカラーとしている。今般発表された限定モデルは、この江戸紫から着想を得た文字盤を採用している点が見どころだ。
セイコー プロスペックスの「スピードタイマー GPSソーラー デュアルタイム・クロノグラフ 東京2025世界陸上記念限定モデル」Ref.SBED015は、深みのあるパープルの文字盤を備えたGPSソーラーモデルである。センターに時分針と、時刻表示とクロノグラフ機能を兼ねた秒針を備え、12時位置に1/20秒を測定するサブダイアルを備える。6時位置のサブダイアルは第2時間帯表示と、クロノグラフ作動時の積算計として働く。9時位置には、通常時には曜日表示として働き、操作によってパワーリザーブ表示や、GPS電波の受信状況表示となるマルチインジケータ表示が配される。搭載されるムーブメントは、高機能モデルが並ぶセイコー アストロンの「Nexter(ネクスター)」にも採用されるものであり、さまざまな要望に応えてくれるものとなっている。また、ブレスレットに加えて、パープルのステッチが用いられたファブリックストラップが付属する。なお、本作は国内限定250本となる。

GPSソーラー(Cal.5X83)。フル充電時約6ヵ月稼働(パワーセーブ時約2年)。SSケース(直径42mm、厚さ12.9mm)。10気圧防水。国内限定250本。33万円(税込み)。
「スピードタイマー ソーラークロノグラフ 東京2025世界陸上記念限定モデル」は、より明るく、華やかな印象のあるパープル文字盤を備えたモデルである。センターに時分針とクロノグラフ秒針を備え、3時位置には24時間表示、4時位置に日付表示、6時位置には60積算計、9時位置にスモールセコンドを配する。本作は世界限定6000本となる。

光発電クォーツ(Cal.V192)。フル充電時約6カ月稼働。SSケース(直径39.0mm、厚さ13.3mm)。10気圧防水。世界限定6000本(うち国内800本)。10万3400本(税込み)。
いずれのモデルも、ケースバックには東京2025世界陸上の大会ロゴマークと「OFFICIAL TIMER」の文字、シリアルナンバーが施されている点にも注目だ。