H.モーザーとアーモリーによるコラボ作「エンデバー・スモールセコンド トータルエクリプス」が登場

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2022.02.07

H.モーザーは、メンズウェアの専門ブランドであるアーモリーとのコラボレーションによる新作、「エンデバー・スモールセコンド トータルエクリプス」を発表した。皆既日食をテーマとした今作は、ダイアルにベンタブラック®が採用されている。1型2種がラインナップされ、それぞれ世界限定28本が用意される。

エンデバー・スモールセコンド トータルエクリプス


皆既日食をテーマとしたコンパクトな限定モデル

 H.モーザーは、メンズウェアの専門ブランドであるThe Armoury(アーモリー)とのコラボレーションによる新作、「エンデバー・スモールセコンド トータルエクリプス」を発表した。エンデバーをベースとした今作は、ステンレススティール製ケースモデルと、ステンレススティールと18Kレッドゴールドを組み合わせたコンビケースモデルの1型2種がラインナップされ、それぞれ世界限定で28本が用意される。

エンデバー・スモールセコンド トータルエクリプス

H.モーザー「エンデバー・スモールセコンド トータルエクリプス」
ベンタブラック®を採用したダイアルにアワーマーカーを組み合わせている。6時位置にスモールセコンドを配し、繊細なブレゲ針を採用した今作は、シンプルながら唯一無二のデザインに仕上がっている。手巻き(Cal.HMC327)。29石。1万8000振動/時。パワーリザーブ約72時間。SS(直径38mm、厚さ9.9mm)。日常生活防水。世界限定28本。330万円(税込み)。

「トータルエクリプス」の名が表す通り、今作のモチーフは皆既日食である。ブラックのダイアルは、ベンタブラック®によるものだ。光の吸収率99.965%を誇るこの素材は、ダイアル上にまるでブラックホールのような闇をもたらし、皆既日食時の月を表す。その周りに配された、ステンレススティール製のベゼルとステンレススティールまたは18Kレッドゴールド製のインナーベゼルは、皆既日食の際だけ肉眼で観察することができる、ガス状の太陽外層大気の最外部である太陽のコロナを表している。

エンデバー・スモールセコンド トータルエクリプス

H.モーザー「エンデバー・スモールセコンド トータルエクリプス」
レッドゴールド製のインナーベゼルを採用したバリエーション。コンパクトなサイズ感は、アーモリーの共同創設者であるマーク・チョー氏の提案によるものだ。テーマの皆既日食は、同氏のデザインパートナーであるエリオット・ハマーの発案による。手巻き(Cal.HMC327)。29石。1万8000振動/時。パワーリザーブ約72時間。SS×RG(直径38mm、厚さ9.9mm)。日常生活防水。世界限定28本。330万円(税込み)。

 同ブランドはこれまでにも文字盤にベンタブラック®を採用したモデルを発表してきたが、今作では初めてベンタブラック®のダイアルにドットタイプのアワーマーカーがセットされた。カーボンナノ構造で構成されたベンタブラック®は非常に傷が付きやすく、これを実現するために同社は新たな技術を開発した。針はクラシックなサイズのケースにマッチしたブレゲ針が採用されている。

エンデバー・スモールセコンド トータルエクリプス

シースルーバックからは、ケースいっぱいに収まった「Cal.HMC327」がのぞく。コート・ド・ジュネーブや丁寧な面取りを鑑賞することが可能だ。パワーリザーブ表示をブリッジ側に配することで、ダイアルのデザインを損なわずに機能性を高めている。

 ムーブメントは、72時間のパワーリザーブを備えた手巻き式の「Cal.HMC327」が採用されている。その動きと仕上げは、シースルーバックを通して観察することが可能だ。

 今作は、ニューヨークと香港のアーモリーストア、および両社のeコマースプラットフォームで展開されるが、東京のH.モーザー直営店「NX ONE 銀座」でも購入希望のエントリーを受け付けている。販売方法はアーモリーとは異なるため、興味のある方は、NX ONE 銀座へ問い合わせてみてはいかがだろうか。(NX ONE GINZA:TEL.03-3573-7277、https://nxone.h-moser.jp/

マーク・チョー

アーモリー共同創設者のマーク・チョー氏。腕時計コレクターとしても知られており、氏の豊富な知見は今作にも活かされている。H.モーザーとのパートナーシップが始まったのは2019年。「エンデバー・スモールセコンド トータルエクリプス」は、2年間もの歳月をかけて実を結んだのである。



Contact info: エグゼス Tel.03-6274-6120


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