パリのカルティエ現代美術財団で開催された展覧会の国際巡回展「ダミアン・ハースト 桜」展

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2022.03.29

国立新美術館とカルティエ現代美術財団主催による「ダミアン・ハースト 桜」展が開催中だ。同展はイギリスを代表する現代作家であるダミアン・ハーストの日本初となる大規模個展であり、2021年7月6日から2022年1月2日まで、パリのカルティエ現代美術財団で開催された展覧会の国際巡回展となる。

国立新美術館が満開の桜並木に

 107点から成る〈桜〉のシリーズから作家自身が24点の大型絵画を選び、大きいものでは縦5メートル、横7メートルを超える作品も。儚くも鮮やかに咲き誇る桜並木の下に身を置いた時のように、私たちを幻想的な世界に誘いだす。展覧会は5月23日(月)まで開催されている。

ダミアン・ハースト《神聖な日の桜》2018年 油彩 カンヴァス 二連画 各305×244cm カルティエ現代美術財団コレクション Photographed by Prudence Cuming Associates Ltd © Damien Hirst and Science Ltd. All rights reserved, DACS 2022
イギリスを代表する現代作家であるダミアン・ハーストは、30年以上にわたるキャリアの中で、絵画、彫刻、インスタレーションと様々な手法を用い、芸術、宗教、科学、そして生や死といったテーマを深く考察してきた。最新作である〈桜〉のシリーズでは、19世紀のポスト印象派や20世紀のアクション・ペインティングといった西洋絵画史の成果を独自に解釈し、色彩豊かでダイナミックな風景画を完成させた。それはまた、1980年代後半以降、継続的に抽象絵画を制作してきた作家にとっては、色彩や絵画空間に対する探究の大きな成果でもある。

 描かれた風景は、儚くも鮮やかに咲き誇る桜並木の下に身を置いた時のように、私たちを幻想的な世界に誘いだす。2021年、カルティエ現代美術財団は本シリーズを世界で初めて紹介し、高く評価された。コロナ禍で閉塞感を抱いていた多くの人々に絵画表現の魅力を存分に楽しんでいただける機会になることだろう。

スタジオでのダミアン・ハースト
2020年 Photographed by Prudence Cuming Associates Ltd © Damien Hirst and Science Ltd. All rights reserved, DACS 2022


開催概要

展覧会名: ダミアン・ハースト 桜

会期: 2022年3月2日(水)—5月23日(月)
毎週火曜日休館 ※ただし5月3日(火・祝)は開館
開館時間: 10:00—18:00
※毎週金・土曜日は20:00まで ※入場は閉館の30分前まで

会場: 国立新美術館 企画展示室2E(東京・六本木)

主催: 国立新美術館、カルティエ現代美術財団
共催: 日本経済新聞社
お問合せ: 050-5541-8600(ハローダイヤル)

展覧会HP
https://www.nact.jp/exhibition_special/2022/damienhirst/

観覧料(税込)
一般1,500円、大学生1,200円、高校生600円 
※中学生以下、または障害者手帳をご持参の方( 付添の方1 名含む)は入場無料。

◎ チケット取扱い:国立新美術館(開館日のみ)
オンラインチケット https://www.e-tix.jp/damienhirst/

◆販売期間 2022年5月23日(月)16:00まで


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