【2022年 新作】フランク ミュラー創業 30周年「カーベックス CX」(NEW トノウ カーベックス)

2022.04.18

「カーベックス CX」は、 フランク ミュラーを象徴するケースフォルムのデザインを見直し、新しいトノウ カーベックスとして誕生した。サファイアクリスタル製の風防をストラップに接するまで拡張し、文字盤の視認性を大幅に向上させたほか、ベゼルをケースから独立させることで美しいツートン仕上げを実現している。

極めて高度な技術を駆使し、新しく現代的なスタイルのトノウ カーベックスは、フランク ミュラーが生み出した独創的な三次元曲線フォルムの魅力を最大限に引き出している。また 造形上の美観はそのままに、人間工学的な装着感の向上にもつながり、特に新たなストラップの着け心地には感動することだろう。

フランクミュラー カーベックス CX

カーベックスCX のダイアルにあるギョウシェ彫りは、このモデルのために新開発された。クルー・ド・パリにねじりを加えたような模様が、文字盤上に躍動感を与えている。また、面の数が非常に多い装飾であることから、光をふんだんに反射し星が瞬くかのような煌めきを放つ。文字盤の美しさを際立たせるサファイアクリスタルの風防の下には薄型のインナーベゼルを取り付け、クラシックかつエレガントに仕上げたコレクションだ。
フランク ミュラー「カーベックスCX」
自動巻き。パワーリザーブ約42時間。SS × 18KPG(縦53.1mm × 横36mm)。日常生活防水。価格・発売時期未定。

 単なるトノウ型ケースであれば、腕時計の歴史に存在する古典的なフォルムだ。フランス語で樽型を意味する形は 1920年代から30年代にかけてのアールデコ期で流行し、その後は時代の記憶としてアーカイブされていた。それまでのトノウケースは、丸型の上下を水平に切り捨て左右の弧を詰めていった平面図形に厚みを加えたものだった。

 一方で似て非なるフランク ミュラーの「トノウ カーベックス」は、樽型に縦軸・横軸双方からカーブをかけ、時計の中心を頂点とした丘状の構造を採用した。さらにガラスも湾曲し、ケースバックも手首に沿うような曲面を描いている。アールデコの平面構成に敬意を払いながら、2次元ベースの原形を3次元の存在に一変させたのだ。

 あらゆる方向に湾曲(カーブ)する凸型(コンベックス)は、こうして歴史上どこにもない腕時計の“はじめての形=トノウ カーベックス”に結実した。1992年のブランド発足以来「トノウ カーベックス」はフランク ミュラーの才能と魅力を語る格好の対象となり、喝采は今日にまで続いている。独特のビザン数字は曲面上でより拡大し、遠近法の視覚効果を高める。ダイアルはフォルムに沿って角が落ち、針はそれに合わせて先端を下げている。曲面ガラスは歪みなく、ケースと段差なく接合。現代最高の技術と手作業のどちらが欠けても存在し得ない現在の「トノウ カーベックス」は、極めて高いレベルの領域で生み出される、フランク ミュラー独自の創造物なのだ。



Contact Info: フランク ミュラー ウォッチランド東京 Tel.03-3549-1949
https://franckmuller-japan.com/


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