ダイアルカラーのトレンドから定番になりつつあるブルーダイアル。“ブルー”と一口にいっても色とりどり。だからこそ各ブランドが独自の“ブルー”を表現していて面白い! 本誌選考委員の琴線に触れたのは一体どんな“ブルー”?

 

1位 54point / 3persons

パテック フィリップ / Ref.5124 ゴンドーロ

Photo:「Ref.5124 ゴンドーロ」。手巻き。18KWG。306万円。問パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター ☎03-3255-8109

●文字盤への取り組みで、時計業界をリードするパテック フィリップ。鮮やかな発色と、ツヤのコントロールの巧みさは、他社が文字盤の開発に力を入れるようになった今なお、他社の追随を許さない。今年のゴンドーロも、シンプルながら仕上がりは見事、だ。(広田)
●パテック フィリップが新たに打ち出したブルー・ソレイユ・ダイアル。極めて鮮やかな発色に驚かされる。定番のRef.5124が華麗に変身!(古川)



2位 36point / 3persons

シャネル/J12-G.10

Photo:「J12-G.10」。自動巻き。チタン セラミック×SS。62万5000円。問シャネル(時計・宝飾) 70120-159-559

●近年のシャネルも、文字盤に面白い試みを盛り込んでいる。好例が本作。あえて発色の難しい中間色を選んだだけでなく、複数の仕上げを盛り込んでいる。モノトーンを得意とするシャネルだが、微妙な色を扱わせてもさすがに上手い。(広田)
●ほかでは見られないグレイッシュなブルーがシック。オシャレ度は抜群。(菅原)


3位 36point / 2persons

ヴァン クリーフ&アーペル /ポエティック コンプリケーション ミッドナイト プラネタリウム

Photo:「ポエティック コンプリケーション ミッドナイト プラネタリウム」。自動巻き。18KPG。2420万円。問ヴァン クリーフ&アーペル ル デスク ℡0120-10-1906

●アベンチュリンのブルーときらめきで宇宙を演出。ダイアル色と世界観が、ロマンティックに融合している。(篠田)


4位 34point / 3persons

ブルガリ/ オクト

Photo:「オクト」。自動巻き。SS。81万円。問ブルガリ ジャパン ☎03-6362-0100

●ブルガリ18番のラッカー文字盤が与えられたオクトの新作。鮮やかな色を出すため、下地に銀メッキと筋目を載せ、その上に青い透明なラッカーを何層も重ねている。(古川)


5位 34point / 2persons

ロレックス /オイスター パーペチュアル デイデイト 40

Photo:「オイスター パーペチュアル デイデイト 40」。自動巻き。Pt。596万円。問日本ロレックス ☎03-3216-5671

●デイデイトは非常に高価なモデルだが、プラチナ製のみに与えられるアイスブルーダイアルは別格。“知る人ぞ知る”という色使いが通好みでしょう。(篠田)