バーゼルワールド2016ランキング / 充実化する バーゼルワールドの十傑

FEATURE時計ランキング
2016.06.13

篠田哲生(40歳) 嗜好品ライター

「頭をまっさらにして思い出す、記憶に残ったモデルたち」
たくさんの時計を見ると、どうしても印象は薄れる。しかしその中でも記憶に残っている時計は、何かしらの“引っ掛かり”があるということ。そこで先入観抜き、ウンチク抜きで心に残ったモデルをピックアップしました。

1 タグ・ホイヤー/カレラ ホイヤー 02T
2 ブランパン/ヴィルレ アニュアルカレンダー GMT
3 シチズン/エコ・ドライブ ワン
4 シャネル/ムッシュー ドゥ シャネル
5 ドゥ・グリソゴノ/Samsung Gear S2 by de GRISOGONO
6 ベル&ロス/BR 126 ヴィンテージ アエロナバル(全般)
7 ラドー/セラミカ
8 ブライトリング/スーパーオーシャン ヘリテージ クロノワークス
9 オメガ/スピードマスター ムーンウォッチ CK2998 リミテッド エディション
10 タグ・ホイヤー/モンツァ クロノグラフ


広田雅将(42歳) 『クロノス日本版』編集部

「佳作・傑作の目白押しで選択に迷う2016年」
S.I.H.H.の低調を受け、あまり期待していなかった今年のバーゼルワールド。しかし蓋を開けてみると、各社とも、意欲作を数多くリリースしていた。とりわけ地味なビジネスウォッチに、質感と実用性を両立させた傑作が多く見られた。中でもツァイトヴィンケルとグラスヒュッテ・オリジナルは白眉だ。

1 オメガ/スピードマスター マスタークロノメーター
2 パテック フィリップ/ワールドタイム・クロノグラフ Ref.5930G
3 シャネル/ムッシュー ドゥ シャネル
4 グランドセイコー/スプリングドライブ 8DAYS
5 ユリス・ナルダン/マリーン・ダイバー・クラシック
6 ツァイトヴィンケル/ 082°グランフー エナメル
7 ブライトリング/スーパーオーシャン ヘリテージ クロノワークス
8 アンジェラス/U20
9 グラスヒュッテ・オリジナル/セネタ・エクセレント
10 シチズン/エコ・ドライブ ワン


髙木教雄(51歳) ライター

「強烈な個性で記憶に残った10作」
きっと他の選者も書いているだろうけども、時計業界を取り巻く環境が厳しくなっているのは、まぎれもない事実だ。バーゼルの取材を終えた印象は「価格を抑えた新作が多かった」。それでも尚、強く記憶に残った新作は決して少なくはない。それらの大半は、外装やムーブメントで強い個性を発揮していた。革新に挑むチャレンジ精神が、時計界の未来を開く。

1 パテック フィリップ/ワールドタイム・クロノグラフ Ref.5930G
2 シャネル/ムッシュー ドゥ シャネル
3 ブルガリ/オクト フィニッシモ ミニッツリピーター
4 シチズン/エコ・ドライブ ワン
5 ウブロ/クラシック・フュージョン ベルルッティ スクリット
6 ユリス・ナルダン/グランデック・マリーン・トゥールビヨン
7 オメガ/グローブマスター アニュアルカレンダー
8 マニュファクチュール・ロワイヤル/1770 ヴォルティージュ
9 ブライトリング/スーパーオーシャン ヘリテージ クロノワークス
10 ブローバ/ブローバ カーブ プログレッシブ スポーツ


ランキングの集計ルール
●ルールに則して合計10モデルを選び、1位から10位までの順位をつける。
●それぞれが選んだ10モデルの、1位に20ポイント、2位に18ポイント、3位に16ポイント…‥9位に4ポイント、10位に2ポイントを与える(順位なしの場合は、個人の持ち点110点を10で割り、全てのモデルに11点ずつ加算する。順位ありとなしが混在する場合は、持ち点110点から順位分を引き、残りを割って分配)。その集計により、ランキングを決定する。
●同ポイントとなった場合、そのモデルを選んだ選考委員の数が多いほうを上位とする。
●それでも同位となった場合、最高点が高いほうを上位とする。
●さらに、それでも同位となった場合は、プライス設定の低いほうをバリュー的価値が高いものとして、上位とする。