現在はHouse of Brandsに社名を変更したブライトリングによって、再始動が発表されたギャレ。その第一歩としてジュネーブ・ウォッチ・デイズ2026で、多彩な新作モデルが発表された。同ブランドが標榜してきた「ワンダーラスト」──冒険心や探究心を存分に感じられる新作モデルの数々を一気に紹介する。

Text by Tsubasa Nojima
[2026年9月3日公開記事]
「フライング オフィサー クロノグラフ 40」

自動巻き(Cal.Gallet 23)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約65時間。SSケース(直径40mm)。58万9600円(税込み)。
“長距離を旅するためのコレクション”として位置付けられる「フライング オフィサー」は、1939年に誕生したコレクションだ。シンプルな3針モデルとメカニカルなデザインが魅力のクロノグラフモデルがラインナップされ、そのどちらにも容易に世界の主要都市の時刻を知ることのできる12時間表記の両方向回転ベゼルが備わっている。これは、フライング オフィサー誕生当時の大陸間飛行において、パイロットが次の給油地の現地時刻を把握するために搭載されたものである。
クロノグラフモデルでは、クラシカルなブラックと、爽やかなライトブルーの2種類のダイアルが登場。それぞれにステンレススティールブレスレットとレザーまたはファブリックストラップ等のバリエーションが用意され、合計15のリファレンスが展開されている。

自動巻き(Cal.Gallet 23)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約65時間。SSケース(直径40mm)。58万9600円(税込み)。
3時位置には30分積算計、9時位置にはスモールセコンドを配し、ローザンジュ型の時分針を組み合わせたスタイルは、オリジナルを踏襲したものだ。ダイアル外周には、24の都市を記したホワイトのリングが与えられ、ベゼルを回転させることにより、各地のタイムゾーンを知ることができる。
直径40mmのステンレススティールケースは、存在感と取り回しやすさを両立させたサイズ感。ステンレススティールブレスレットにはマイクロアジャスト機構とインターチェンジャブルシステム、各種ストラップにはインターチェンジャブルシステムが搭載されている。搭載するCal.Gallet 23は、セリタ社のCal.SW510をベースとした機械式自動巻きクロノグラフだ。

自動巻き(Cal.Gallet 23)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約65時間。SSケース(直径40mm)。62万2600円(税込み)。

自動巻き(Cal.Gallet 23)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約65時間。SSケース(直径40mm)。62万2600円(税込み)。
「フライング オフィサー オートマチック 40」

自動巻き(Cal.Gallet 17)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約41時間。SSケース(直径40mm)。42万3500円(税込み)。
フライング オフィサーコレクションに登場する、シンプルな3針モデル。さまざまなシーンで活躍するブルーダイアルとアクティブな印象のオレンジダイアルが存在し、それぞれにステンレススティールブレスレットと、レザー、ファブリック、ラバー、フィールドといったストラップのバリエーションが用意されている。クロノグラフモデル同様、ステンレススティールブレスレットにはマイクロアジャスト機構とインターチェンジャブルシステム、各種ストラップにもインターチェンジャブルシステムが搭載されている。

自動巻き(Cal.Gallet 17)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約41時間。SSケース(直径40mm)。39万500円(税込み)。
丸みを帯びたアラビア数字インデックスとローザンジュ型の時分針を組み合わせたダイアルは、優れた視認性が特徴だ。3時位置には日付表示を配し、日常使いでの利便性を追求している。シンプルなデザインながら、ダイアル外周の都市名と両方向回転ベゼルを組み合わせることで、各地のタイムゾーンを知ることが可能だ。
直径40mmのケースはステンレススティール製。ヘアラインとポリッシュに磨き分けることで、立体感を創出している。搭載するムーブメントは、セリタ社のCal.SW200をベースとしたCal.Gallet 17だ。

自動巻き(Cal.Gallet 17)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約41時間。SSケース(直径40mm)。39万500円(税込み)。

自動巻き(Cal.Gallet 17)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約41時間。SSケース(直径40mm)。42万3500円(税込み)。
「マルチクロン パイロット クロノグラフ 42」

自動巻き(Cal.Gallet 23)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約65時間。SSケース(直径42mm)。62万2600円(税込み)。
「マルチクロン パイロット」は、1969年に誕生したコレクションである。今回のブランド再始動にあたっては、直径42mmのステンレススティールケースを備えたモダンなパイロットウォッチとして仕立てられている。

自動巻き(Cal.Gallet 23)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約65時間。SSケース(直径42mm)。58万9600円(税込み)。
ダイアルは、ブラックまたはブルーの2種類。インダイアルのカラーをそれぞれホワイトとブラックとすることで、クロノグラフらしさを強調している。3時位置に30分積算計、6時位置に日付表示と12時間積算計、9時位置にスモールセコンドを配し、クロノグラフによる長時間の計測が可能な点が特徴だ。インデックスと時分針には蓄光塗料が塗布され、昼夜を問わず高い視認性を発揮する。ダイアル外周にはテレメータースケールを配し、光と音の到達時間の差を利用した距離の計測が可能だ。12時間表記のベゼルは、回転することで異なるタイムゾーンの時刻を知ることができる。
ムーブメントは、セリタ社のCal.SW510をベースとしたCal.Gallet 23を搭載。ステンレススティールブレスレットにはインターチェンジャブルシステムとマイクロアジャスト機構、レザーストラップにはインターチェンジャブルシステムが採用されている。

自動巻き(Cal.Gallet 23)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約65時間。SSケース(直径42mm)。58万9600円(税込み)。
「マルチクロン スポーツ クロノグラフ 41」

自動巻き(Cal.Gallet 23)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約65時間。SSケース(直径41mm)。58万9600円(税込み)。
1960年代の「マルチクロン 12 サイエンティフィック」をはじめとする同社のモデルが作り上げてきた、モータースポーツとの関わりを象徴するコレクションが、「マルチクロン スポーツクロノグラフ 41」である。スムースなベゼルを組み合わせたすっきりとした外観が特徴だ。

自動巻き(Cal.Gallet 23)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約65時間。SSケース(直径41mm)。58万9600円(税込み)。
ダイアルはホワイトまたはブルーの2種類。3時位置に30分積算計、6時位置に日付表示と12時間積算計、9時位置にスモールセコンドを配し、クロノグラフ用の針をレッドまたはオレンジで色分けすることによって、クロノグラフ使用時の判読性を高めている。ダイアル外周にはタキメータースケールを配し、速度を計測することが可能だ。アラビア数字インデックスと時分針にはクリーム色の蓄光塗料が塗布され、ヴィンテージ感を漂わせている。
ケースは、直径41mmのステンレススティール製。高さを抑えた角形のプッシュボタンを備えている。ベルトは、ステンレススティールブレスレットとレザーストラップが用意され、他のコレクションと同様にインターチェンジャブルシステムやマイクロアジャスト機構が採用されている。ムーブメントは、セリタ社のCal.SW510をベースとしたCal.Gallet 23を搭載する。

自動巻き(Cal.Gallet 23)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約65時間。SSケース(直径41mm)。62万2600円(税込み)。

自動巻き(Cal.Gallet 23)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約65時間。SSケース(直径41mm)。62万2600円(税込み)。
「ギャレ クラシックス:トリビュート トゥ シルバーライト」

手巻き(Cal.B09)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。SSケース(直径38mm)。91万8500円(税込み)。
ギャレの創業200周年を記念したフラッグシップコレクションが、「ギャレ クラシックス」だ。このコレクションでは、伝統への忠実さと独自性を体現するモデルがラインナップされる。今回発表された3種類のうちのひとつ、「ギャレ クラシックス:トリビュート トゥ シルバーライト」は、移動中に方位を把握するための独創的な表示機構を備えた「マルチクロン ナビゲーター」に着想を得たモデルである。
今回の新作では、ミニマルなツーカウンタークロノグラフとして仕上げられ、上品なシルバートーンダイアルに、柔らかな書体のアラビア数字インデックスを配している。シンプルな構成だが、ブルーに彩られた針やインダイアルのアジュラージュ装飾など、細部にまで手の込んだ仕様が与えられている。ステンレススティール製ケースは、コンパクトな直径38mm。細身のラグやポンプ型プッシャー、薄い大径のリュウズが、クラシックな印象を与える。
ムーブメントは、ブライトリングの手巻きマニュファクチュールキャリバー、Cal.B09を搭載し、シースルーバックから鑑賞することが可能だ。リュウズで主ゼンマイを巻き上げる操作や、ムーブメントに施された仕上げを楽しむことができる。
「ギャレ クラシックス:トリビュート トゥ マルチクロン 45」

手巻き(Cal.B09)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。SSケース(直径38mm)。91万8500円(税込み)。
正確な区間計測のために開発された「マルチクロン 45」にオマージュを捧げる1本。ツヤを抑えたブラックのダイアルには、クリーム色の蓄光塗料を塗布したインデックスとホワイトの針が組み合わされ、抜群の視認性を発揮する。3時位置には30分積算計、9時位置にはスモールセコンド、12時位置にブランドロゴを配したシンプルな構成は、ビジネスからプライベートまで、幅広いシーンで着用しやすい。
本作を特徴付けるのが、ダイアル外周に記されたタキメーターとテレメーターだ。クロノグラフ秒針と合わせて読み取ることで、速度や距離を計測することができる。ケースは直径38mmのステンレススティール製。ギャレ クラシックス:トリビュート トゥ シルバーライトと同様に、細身のラグやポンプ型プッシャーなどのクラシカルな意匠でまとめられている。ストラップは、ミリタリー感のあるダイアルにマッチした、ベージュのファブリック製だ。
ムーブメントはブライトリングのCal.B09を搭載し、手で主ゼンマイを巻き上げる操作を楽しむことができる。
「ギャレ クラシックス:トリビュート トゥ マルチクロン ヨッティング」

手巻き(Cal.B09)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。SSケース(直径38mm)。91万8500円(税込み)。
「ギャレ クラシックス:トリビュート トゥ マルチクロン ヨッティング」は、レガッタレースのために1960年代に開発されたクロノグラフ、「マルチクロン ヨッティング ビッグアイ クロノグラフ」をモチーフとしたモデルだ。
本作の最大の特徴は、3時位置に配された視認性を高めた大型の積算計である。レガッタレースでは、号砲に合わせてボートの移動やスタートを行うため、その時間管理が不可欠だ。号砲とともにクロノグラフを起動することで、次の号砲やスタートまでの時間を把握することができる。多くの人にとっては日常的に使用する機能ではないが、ギャレの歴史を物語る象徴的な要素であるとともに、レッドとブルーのカラーリングは、デザイン上のアクセントにもなっている。
水辺での使用にも耐えるラバーストラップが組み合わされている以外、直径38mmのステンレススティールケースやブライトリングのCal.B09など、基本的な構成はギャレ クラシックスコレクションの他のモデルと共通した仕様が与えられている。



