次号の第一特集は、ええところのメーカーの、主立ったモデルをインプレッションだ。広田の担当はパテック フィリップの「ワールドタイマー Ref.5230」と、リシャール・ミルの「RM029」。今は前者のテスト中。搭載するのはマイクロローター自動巻きのCal.240である。せっかく傑作が手元にあるのだから、現行品の、やはり傑作マイクロローターと並べてみた。ローラン フェリエの「ガレ・マイクロローター」とショパールの「L.U.C カリテフルリエ」である。残念ながらこのふたつの個体はインプレしないが、さすがに現行マイクロローターの最高峰だけあって、仕上げ、感触ともに甲乙付けがたい。それと言い忘れていた。パテック フィリップのワールドタイマーを買うなら、絶対に5230だ。プッシュボタンを押すと1時間おきに時針が動くため、実用性が高いのである。筆者はパテック フィリップのワールドタイマーに懐疑的だったが、実用性を考えると、最新版は文句なしだ。

詳細を記したクロノス11月号は、10月3日発売です!皆さま、買ってけれ!(広田雅将)